マダム・イン・ニューヨーク

2012年、インド、ガウリ・シンデー監督、English Vinglish

年末にとてもいい映画を観た。
シャシはお料理上手な主婦で、「ラドゥ」という伝統菓子を宅配販売している。しかし夫サティシュは忙しくシャシに構ってくれないし、シャシの美味しい料理も当たり前のものとして尊重してくれない。娘も英語のできないシャシをバカにする言動を多々行う。そんなある日、NYに住む姪っ子が結婚することに。シャシは1人で結婚式の準備を手伝うべく、NYに旅立つのだった。

はじめは自信もなくオドオドしているシャシ。サンドウィッチも満足に買えず、とうとう街中で泣き出してしまう。そんな時にバスでみた、「4週間で英語が話せるようになる学校」の広告。シャシは雪を出してそのコースに通うことにしたのだった。そこでのクラスメートが素晴らしくて、どんどん仲もよくなっていく。互いに助け合いながら、シャシはどんどん自分の誇りを取り戻していくのだった…。
最後、シャシがスピーチする内容がとてもよくて、ほろっとくる。シャシがどんどん自信に満ちてきて、それでもおごることはけっしてないその姿勢が、彼女の美しさをさらに美しく見せてくれる。救いのある映画なのがうれしい。

主役のシャシを演じるシュリディヴィSridevi は、1964年生まれ、結婚とともにきっぱりと女優業を辞めたというインドの大女優らしい。本映画の撮影当時がすでに50歳近かったということか! 瞳の大きさと、その瞳で悲しみも喜びもわかるその表現力に感動した。
若かりし頃も素敵だが今もとても素敵だ。いい年の取り方、いい再デビューをしたと思う。

インド映画の美人といえばアシュワリヤ・ライAishwarya Rai だと思っていたが、まだまだすごい大御所女優がたくさんいるんだろうな…。