EU地域の文化祭、"Festival of Europe"でライブを行ったAngelo Debarre & Raangy Debarre

昨今起こった出来事をみるにつけ、EUの連帯なんて本当にあるのか?と穿った目で見てしまう私だが、EU諸国は連帯を保つための努力を怠っていないようにみえる。そのうちのひとつのイベントとして行われているのが、非営利団体Colour of Europeが主導して2018年で7回目を迎えるFestival of Europeだ。EU加盟国のあらゆる文化を無料で体験できる、貴重な機会となっている。
昨年のイベント宣伝動画をみると雰囲気が伝わってくるだろうか。

そして、マヌーシュ・ジャズが好きなら気が付くだろうか。この動画のBGMが途中からマヌーシュ・ジャズに変わることを。そう、イベントのプログラムを細かくみていくと、チェコのフォークダンスやらスペインのフラメンコ、ガリシア地方の音楽といった特徴的な文化に交じって、毎年フランスの音楽=マヌーシュ・ジャズということで、マヌーシュ・ジャズライブが行われているようなのだ。
なかでも豪華なのは、2016年5月に開催された第5回のイベントに招かれていたのは、あのアンジェロ・ドゥバールAngelo Debarre &ラーンギ・ドゥバールRaangy Debarre親子だろう。

動画をみていると、観客の反応がいまいち見えにくい。観客の皆さまにお伝えしたい。あなたは今、大物ミュージシャンを目の前にしているんですよ、と。これは目の前で観たかったなぁ…。