Sonu ke Titu ki Sweety。バングラビートが沁みるサントラ。


2018年、インド、Luv Ranjan監督

主人公はきっとTituだ。そして、その大親友のSonu。兄弟同然として育った二人だが、いつもSonuがTituの彼女を品定めし判断しているようだ。

ある日Tituに来た見合い話にやってきたお相手が、Sweety。美人なだけでなく性格もお家柄も完璧だ。Tituはたちまち一目ぼれをした。ところがその状況に気にくわないのが、親友のSonu。このままでは大事な親友がとられてしまう…。Tituを挟んでSonuとSweetyは火花をちらす。さて、どちらがTituを本当に大切に思っていて、その心を手に入れるのか。

親友も妻、嫁のような存在も、いってみれば「パートナー」だとは思うが、正直、「え、まさかそこでそんなに争う?」という驚きのほうが先に来てしまった。争い度合もなかなか姑息で、なかなかついていきにくいというか、コメディとして手放しで楽しめなかったかな。さらに、これは私だけかもしれないけれどTitu役のKartik Aaryanと、Sonu役のSunny Singhが、なんだか雰囲気とか髭の生え方とかちょっと似ていて、ぱっと見区別がつかなかったりして、ついていくのに時間がかかってしまった。
Sweety役の女優さんNushrat Bharuchaは、悪女役として演技することが多いらしいのだが、この映画でもなかなかのヒール役だった。この人はすごく美しいのだが、どうも森泉にみえて仕方なかった…。

結婚式シーンのあるインド映画だけあって、歌とダンスに関しては魅力的なものがたくさんある映画でもある。このYo Yo Honey Singhの曲"Dil Chori" は、きっとインドの人も好きだろうなぁという華やかな曲だった。この方は双極性障害に苦しんでしばらくミュージックシーンから遠ざかっていたらしく、こちらの作品がカムバックのきっかけになったらしい。

このバングラビートの感じ、いいよなぁ。