男と女


2016年、韓国、남과여

「男と女」といっても、あのクロード・ルルーシュのフランス映画ではない。韓国映画である。
舞台はいきなり雪深いフィンランドから始まる。チョン・ドヨン演じるサンミンは、自閉症らしき子供の教育のためにフィンランドへ。ちょっと過保護気味な、子離れできてない印象がある。そこで、やはり娘を送迎してきたギホン(コン・ユ)と出会い、アクシデントから一晩を共にする。
その後、韓国に戻ってきた二人の恋の結末は…。

二人の絡み合うシーンがとても官能的なのと、世間が「コン・ユがかっこいい!」という理由がやっとわかった。前の期でNHKテレビの韓国語講座に出演していた大貫亜美氏もコン・ユのことを好きだといっていたが、なるほど。「トッケビ」や「トガニ・幼き瞳の告発」でも彼のことを観ていたが、その時はとくに(演技や映画・ドラマはよかったけれど)何とも思わなかったのに。

世間でいうところのW不倫というやつだが、二人はそれぞれ家庭が色々あるため、そりゃ当然惹かれあう環境だろう。でも、その結末はというと…ギホン、お前もかという感じ。むしろ、彼女をその気にさせたのはギホンにもみえるのに。サンミンにどうしても肩入れしたくなる、そんな映画。