バンガロール・デイズ(バンガロールの日々)


2016年、インド、アンジャリ・メーノン監督、Bangalore Days

元々は、マラヤーラム語(ケーララ州の公用語)で制作され、大ヒットした映画を、タミル語(ナードゥ州の公用語)でリメイクしたらしい。クッタン、アルジュン、ディヴィヤの3人は、地方都市で育った幼馴染であり親戚同士でもある。ディヴィヤは優秀な女性でMBAのコースを受験するはずだったが、お見合いでダースという男と結婚することに。このダースという男、仕事一辺倒な上に、昔の女が忘れられない状態のまま結婚していた。一方のディヴィヤは、ダースに構ってもらえないこともあり、偶然同じ時期に仕事が決まってバンガロールに来ていたクッタンやアルジュンとつるんで遊びまくる日々。正直なところ、ダースはその状態が気にくわない…。
とても端的に説明すると、この3人がそれぞれ大切な人と出会って、あるいは関係を見直したりして、大きな家族になっていく、というような話だ。

冒頭部分、ディヴィヤの結婚のシーンでは、"Maangalyam"という結婚ソングがでてきて、引き付けられる。

なんとなく、日本語で出てきた字幕の歌詞が「マンガラ・スートラ(婚約を示すネックレスらしい)をもらったらもう自由はない」みたいな雰囲気で訳されていた気がして、気になった。楽しそうに踊っている人たちの姿とギャップがあって…。いろいろあってちょっと荒れ気味のアジュが気になったりするが、最終的にはいい話に仕上がっている。
3人がつるんで遊ぶシーンの中にラジニカーントが出てきたので、「ムトゥ」を思い出しながらプロフィールを調べてみたら、今も現役でご活躍な上に、バンガロール出身のようだ。だからこの映画に名前が出てきたのかしら。