ドイツの不動産組合が続けるマヌーシュ・ジャズライブ プロジェクト

ドイツのハノーバーを拠点とする不動産団体"Wohnungsgenossenschaft Gartenheim"が、2013年にドイツを拠点に活躍するマヌーシュ・ジャズギタリスト、ヨショ・ステファンJoscho Stephanと立ち上げた、マヌーシュ・ジャズを楽しむプロジェクト"SwinGH"。
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こういう企業の社会貢献活動、文化支援活動というのは、必ずしも長期間続くとは限らないが、こちらのSwinGHは、現在も続いているようだ。しかも、ヨショ以外に、米国ナッシュビルのフィンガースタイルを得意とするギタリスト、リチャード・スミスRichard Smith やオランダのストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenberg、バイオリンのサンドロ・ロイ Sandro Roy なども巻き込みながら、毎年継続的に行っているようだ。ライブ会場は、この不動産組合が有しているというコンサートホール、「AudimaGH music hall」だ。

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こちらに、いくつかライブ動画をアップしておこう。
こちらは、この不動産組合Gartenheimの「社歌」というかテーマソングというか。ヨショが作ったものなのだが、思いっきりマヌーシュ・ジャズ仕様だ。

1930 年にDuke Ellington Orchestra の演奏でBing Crosbyが歌った"Three Little Things"を、ヨショがマヌーシュ・ジャズにアレンジしたものとか。

こちらは、ストーケロとヨショによるスタンダードナンバー「Coquette」。ベースはヨショとの共演歴もあるドイツのVokar Kamp。フレーズがどんどん繰り出されて楽しくなっちゃう演奏だ。

ヨショ自身のクインテットよる演奏。あのジャズスタンダードが、マヌーシュ・ジャズにアレンジされて、超絶かっこよいグルーブを生み出している。観客からも「わお」という声が。

こちらの原曲は、50年代のドイツでのヒット曲"Hallo, kleines Fräulein"のマヌーシュ・ジャズによるアレンジ。もちろん手掛けたのはヨショだ。2018年のクリスマスライブで演奏したもの。

ビレリ・ラグレーンの名曲"Made in France"をヨショとサンドロ・ロイSandro Royで解釈した演奏。

楽しすぎて、いつまでも観てしまう演奏の数々。これからもヨショとともにマヌーシュ・ジャズを盛り上げていってほしいなぁ。