ブラジルのマヌーシュ・ジャズフェスは、なんとなくブラジル色。

マヌーシュ・ジャズのファンは世界中に…というわけで、ブラジルはサンパウロ州の年、ピラシカバPiracicaba で2013年から開催されているマヌーシュ・ジャズフェスティバルがあることは、何度かこちらのサイトで紹介してきた。
asquita.hatenablog.jp

フェスというのは、資金難などもあり継続が難しい。たまに、せっかく立ち上がったのに立ち消えになるフェスもあるので、とくに新しいフェスが華々しく始まると心配になり、ハラハラしながら見守っている。うれしいことに、このFestival de Jazz Manouche de Piracicabaは、2019年も無事開催されたようだ。

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ウェブサイトがすべてポルトガル語であることから想像できるように、このフェスの想定客は、たぶんブラジル国内の人々なのだろう。出演者もポルトガルやメキシコと言ったラテン語族が目立つ中、光るのが、ベトナム生まれ、英国出身でオランダ在住のギタリスト、ロビン・ノランRobin Nolanだ。過去にもこのフェスに参加しているが、2019年は、Hot Club de Piracicabaの立ち上げメンバーでこのフェスとも深く関係するギタリスト、José Fernando Seifarth や、Frank Edisonという、これまた地元で活躍しているチューバ奏者と共演している。リオ・デジャネイロ生まれのギタリスト、Bina Coquet などもライブに参加したようだ。ダイジェスト映像をみていると、ほぼマヌーシュ・ジャズやジプシー系の音楽なのかと思いきや、ちょっとショーロっぽかったり、ボサノヴァやサンバにきこえてしまうようなライブもあって、面白い。ブラジルのマヌーシュ・ジャズフェスならでは、なのだろうか。

まさか…気のせいではないよね?