11月歌舞伎(夜の部)~中村梅丸改め初代中村莟玉披露狂言「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)菊畑」

f:id:asquita:20200130221333j:plain

中村莟玉(かんぎょく)の襲名披露(ただし披露「狂言」なんだが…)を観にやってきた。
●菊畑
鬼一法眼の館にて、ひそかに源氏の再興を目指して動く二人。その秘密を偶然、鬼一法眼の娘である皆鶴姫が知ってしまった、というストーリー。舞台の合間にいきなり、口上が入ってきて、ちょっと驚いた。

●連獅子
こちらは、幸四郎染五郎による連獅子。なかなかの迫力だった。

●市松小僧の女
池波正太郎が書き下ろした作品で、42年ぶりの上演だったらしい。
中村時蔵が演じているお千代が、美しくはないけれども剣術に長けた、呉服屋の娘さん。ところがまさかのスリと恋に落ちてしまい、この市松小僧を更生させるために頑張るのだった…
人情のあつさにやられてしまい、思わず涙してしまった。