マヌーシュ・ジャズギター+ハモンドオルガンがつくる新しい世界。ロッキー・グリセットのライブ映像

フランス北東部、モゼル県にある町、Nitting(ニッタン)。こちらでは、毎年絵画と音楽を中心に添えたイベントが毎年開催されるらしい。正式なフェスの名前は、たぶん"Festival de Nitting" もしくは "Festival a Nitting"なのだろうが、"Festival peinture et musique"と記載しているページもあり、よくわからない。そもそも、Nittingという町の名前は、勝手に編み物を意味する「Knitting」に変換されるし、情報もほとんどない… 28年も続いていることはわかったが、オフィシャルサイトも不明。まあ、町の文化祭のようなイベントなのだろう。

2017年のこのフェスには、マヌーシュ・ジャズファンが一目置くギタリスト、ロッキー・グリセットRocky Gressetが出演したようで、ライブの映像がアップされていた。共演しているハモンドオルガン奏者Papous Haagは、マヌーシュ・ジャズ界隈のミュージシャンと共演機会が多いようだが、プロフィールがまったくつかめない。(何ならファーストネームの読み方もわからない。Sは読むのか読まないのか…)。ひとついえるのは、ロッキーとのライブ歴は多そうだ、ということだけ。

ハモンドオルガンの音のインパクトが強いので、Nuagesのようないつものマヌーシュ・ジャズスタンダード曲もかなり異なる雰囲気になっている。

ロッキー・グリセットの存在感が強く、お客さんも大変盛り上がっているのがわかる、楽しめるライブ映像だ。コロナ在宅の夜長にどうぞ。