三ヶ日ラーメン、三日目は「西尾中華そば」@凪地獄

昨年、ひょんなことからラーメン産業に携わる方々と会話する機会があり、私の中のラーメンスイッチが入ったものの、在宅癖が抜けずにその方のお店に行けずじまいだった。ところが2021年に入ってから、元旦、二日目とラーメンを食べたら、なんだかやめられなくなってしまい、三日目もラーメンに行くことにした。昨日が風来居系統だったので、今日はそのお向かいの凪にしようかなぁと思いながら何気なくその2階のイベントスペース(といっていいのかな)である凪地獄のイベント案内をみていたら、ちょうど食べ終わったお客さんが降りてきた。
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並ぶ気はさらさらなかったが、席があいていることを告げられたら、行かざるをえないだろう。この日は80食限定で「西尾中華そば」というものを提供するらしい。なんでも昔駒込?かどこかにあったラーメン屋さんらしい。
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凪地獄自体は内部は5〜6名くらいしか入れない空間で、壁画がお洒落で楽しい。なんだかみんながカウンターの内側の方と仲良さそうに会話していて、常連さんあるいは関係者にみえる。そもそもこの三ヶ日そうそうこのお値段出してまでラーメンを食べる人なんてよほどの好きものなんだろう。(いや、私も好きものだな)
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この日のスープは鶏と魚介の混合なのかしら。麺は、トウモロコシのマサ粉を配合した自家製らしい。しかもご自分でうっているようだ。チャーシューは平田牧場の三元豚のものと、比内地鶏のもの、二種類がトッピングされていた。私は鶏のチャーシューのほうが食感、味付けともに好みだったな。上にゆずの皮がトッピングされていることや、ネギも新鮮な感じでいいね。スープの色がちょっと濃いのが懐かしい感じだった。味付け卵の半熟度合いが最高にわたし好みで、スープの味は意外にも優しく、あっという間に飲み干してしまった。新年ならではの麺のサプライズもあって、こういう仕掛けも楽しいなと思った。
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百戦錬磨のラーメン評論家みたいに諸々詳しいお客様たちと店主の会話をききながら、ラーメンに対する計り知れない愛と努力を感じていた。たぶんこの店主の方は大変な凝り性で、一生かけて最高のラーメンを追求していくんだろうと思うし、そうであって欲しいなぁ。帰りにはお土産をいただいたので、じっくり味わおうと思う。