新ばし芸者が集うイベント「第99回 東をどり」@新橋演舞場


普段全くご縁のない花柳界にをのぞけるいい機会ということで、5月某日、初めて「東をどり」に行ってきた。大正14年に始まったというこのイベントは、来年で100回を迎えるイベントでもある。当日は、ビールの飲み比べ、シャンパン(しかもドンペリ)のブースあり、有名な日本酒を楽しめる升酒コーナーあり、東京吉兆、新喜楽、金田中、米村、わのふと言って、絶対に行くことはないだろう各料亭から集めてあつらえた「酒肴の折」や「玉子焼き六種類」....入場料以外にもお金が飛んでいく感じはあるが、祭りだと思えばいいか。

三味線などの音を生で聴けるのはいいなと思った。篠笛吹きは舞台上では演奏していなかったのだが、福原百之助にご指導を受けた方が吹いているとなると、それだけでテンションが上がる。あずま獅子のような、長唄や踊りの定番は芸者さん向けアレンジで可愛らしく、最後には口上ということで、20名ほどの芸者さんたちがずらりと並んで挨拶する場面は圧巻だった。唯一残った疑問は、口上の時にセンターで踊っていた方が総合演出を担当した尾上菊之丞氏なのか、それとも口上の振り付けをした西川鯉三郎氏なのか...まさか、花柳流乗っ取りお家騒動で話題になった4代目の孫、5代目花柳壽輔氏ではあるまいな。多分尾上菊之丞だと思うが自信がない。演技よく会場に撒かれた手拭い、欲しかったなぁ。

学生証を見せると、当日券のみ学割がきくそう。学生時代に東をどりの存在を知っておきたかった!
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新潟ワインコーストの過ごし方〜カーブドッチを中心的に


先日、やっと念願叶ってカーブドッチ(Cave d'Occi)に行ってきた。あいにく何も調べずに行ってしまったので、今後の反省を込めて、色々なことを調べてみた。次回の旅に役立てるぞ!

1. 内野駅からカーブドッチまでの交通手段
カーブドッチワイナリーの送迎バスは、バスやタクシーの乗り場になっている「南口ロータリー」に来る。使いたい場合は電話予約をするのが良い。
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内野駅は初めてだったし、ロータリーには「カーブドッチ用バス停」もないのでバスがくるまでは不安だったのだが、こちらの貼り紙を見てやっと安心することができた。バスは予約者が揃い次第出発するようなので、出発5分前くらいには乗っておいた方がいいように感じた。

なお、内野駅からカーブドッチまでの所要時間は20分程度。帰りのバスが自分の予定と合わなかったので送迎タクシーを使ったが、タクシー代がだいたい5,500円程度だった。あとで地図で距離感を確認したところ、タクシー使うなら、帰りは「越後曽根」とかに行った方がお安いのではないかとも思ったのだが、もしかしたら新潟から内野より先の電車の本数が少なかったりするのだろうか。

2. 内野駅で暇つぶし
内野駅は綺麗な駅ではあるけれど、北口に行けばいきなりグラウンドが広がっており、南口からもよりのコンビニまで徒歩10分程度。決して便利な駅とは言い難い。そんな中、気になるお店を見つけたのでメモしておく。

Café & Bal Nature(カフェアンドバル ナチュール)

日本ワインのお店が駅前にあるとは! これのことを知っていたら、もう少し内野駅に早く到着できるような余裕ある行程を組んでいたのに、惜しいことをした。次回内野に来るチャンスがあったら、ここを予約したいと思った。
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瀧ずし
せっかく新潟にいるわけだし、ワインに合わせてフレンチを食べる日々を過ごしたあとは、お寿司屋さんに行くという手もあり。
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中華そば 西巻流

今回は内野駅で過ごす時間がほぼなかったので、駅前になるこちらのラーメン屋さんにいき煮干しめんまラーメンを食べた。1,000円前後ラーメンだが、美味しので満足度は高い。地元の方々はカレー丼とラーメンを組み合わせて食べている方が多かった。
中華そば 西巻流 - 内野/ラーメン | 食べログ

3. ワイナリーツアーでカーブドッチのラインナップを学ぶ
15:00から開催されたワイナリーツアーでは、葡萄畑で植えている葡萄の種類やそこで行われる農作業の概要について解説をいただいてから、ワイン醸造棟の見学をした。

ここでカーブドッチのワインのラインナップを学ぶことで、テイスティングや食事の際に自分が何を飲みたいかがクリアになってくるので、とても良かった。私はここで、カーブドッチが「アルバリーニョ」や「ピノノワール」など葡萄の品種、セパージュがはっきりした「王道ワイン」のほかに、「ミツバチ」「ペンギン」「モグラ」のような、醸造責任者掛川氏の趣味の世界でできているナチュールワインの「どうぶつシリーズ」、そして、デラウェアなどの食用ぶどうで作る「FUNPYシリーズ」という区分けができることを理解した。

4. ヴィネスパ内のブックカフェで読書三昧
ここのホテルは温泉もいいが、ブックカフェがもっといい。8つのテーマに沿って本が集められており、色々な形の本やソファがあるので自由に陣取って読書ができる。私は、ワインや発酵の本を読みながら、大浴場の上にある2Fのスペースが好きでした。

5. 畑を楽しむ
外の畑は自由に散歩ができる。朝と夕方、外を散歩するだけでも気持ちいい。そりゃポスター写真を撮る気持ちにもなるわけだよね。

お隣には「ドメーヌショウ」「フェルミエ」など、カーブドッチのワイン経営塾を卒業した人たちのドメーヌがあるので、そこにいくのも良い。

6. 敷地内のレストラン、最低1つは行ってみる
今回は「レストランカーブドッチ」でワインペアリング付きのフルコースディナーを楽しんだ。地元食材をふんだんに取り入れたフレンチは、量もちょうど良く、楽しむことができた。この敷地内には、他にも自家製ビールとソーセージが楽しめる「薪小屋」、ジェラート屋が併設されている「コテアコテカフェ」、ヴィネスパ内の和食レストランなど、一日じゃ回りきれないほどのレストランがある。さらに、お隣の「フェルミエ」もレストランを併設しているので、ぜひ試していただきたい。
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季節によって見える風景も変わってくると思うので、また訪れてみたいと思う新潟ワインコーストでした。

ラオス観光年で盛り上げたい。ラオスフェスティバル2024@代々木公園。

2007年より開催されているラオスフェスティバルに今年も行ってきた。私が初めて行ったのは、2007年から3年ぶりに開催されたという2010年だったのだが、その時は、せっかくラオスの有名アーティストが招聘されているのに、ブースは必ずしもラオスと関係のある内容ばかりでなく、ちょっとモヤモヤした記憶がある。
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でも、ここ数年のラオスフェスの出店は、だいぶ内容がラオス寄りになってきた気がする。今や出店で全くラオスに関係なさそうなお店は数店舗にとどまるのではないか。ラオスの民族衣装である「シン」を着ている日本人らしき来場者もちらほら見かけるようになった。ラオスファンとしては嬉しい限りである。
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ではここで、2024年の私にとってのハイライトをメモしておこうと思う。
1. ビアラオの種類がたくさん。50周年記念限定品「グリーン」も登場
ラオスが誇るビアラオは、原材料にラオスジャスミン米を作った特徴あるビールで、国内シェア99%という大人気のビールだ。ラオスフェスの楽しみとして、普段お店でも滅多にお目にかからない、すべての種類のビアラオに会えるというのがあるのだが、今回は、ルアン・パバンでみたビールや50周年記念限定のグリーンも出ていて嬉しかった。現地の値段を知っているとなかなかお高くはあったけれども。

50周年記念ということでプラカップに貼られた銘柄を説明するステッカーが去年より豪華でテンションが上がった。Tシャツも売っていて思わず買いそうになったものの、ビアラオ関係者が着ているボディと袖の色が異なるタイプのTシャツを現地で買いたいな、と思ったのでここはグッと我慢。

2. CellsのSackによる単独ライブ
2016年以来のCellsの来日! ライブも大変盛り上がっていたのは、この動画からもわかるだろう。
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ところで、Cellsの近況についてちょっと検索してみたら、こちらの記事を見つけた。
Lao Star ‘Sack Cells’ Goes Viral in China with "Belt and Road" Song

何でも、CellsのSack氏、中国国際放送ラオ語部門に勤務する作曲家、Vilayphone Vongphachanh氏と共に2016年に作ったという、「一帯一路」構想をテーマにしたソフトロック曲「Yidaiyilu」が、中国のソーシャルメディアで話題になっているらしいのだ。

一帯一路は、習近平国家主席が打ち出した巨大経済圏構想なのだが、その一環として 2021年12月、中国の雲南省昆明ラオスの首都ビエンチャン間の1,035キロを結ぶ高速鉄道「中国・ラオス鉄道」が開通した。この鉄道がラオスに雇用と経済をもたらしたのも事実だろうが、全国民がこれを歓迎しているのかどうかはよくわからない。中国の影響力が強くなるのを快く思わない人もいるように思う。この歌には、記事によれば、「相互利益」「WIN-WINの結果」「国家間の連携強化」というような歌詞が織り込まれているとのこと。洗脳ソングになっていない? ロック畑の人が国家体制によりそう曲に偏るのはどうなんだろう。色々思うところはあるけれどもまあいいや。曲の興味がある方はこちらからどうぞ。
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3. ラオス料理色々。サイウア、カオピアック

毎度ラオスフェスに行くたびに、サイウアと呼ばれるスパイスソーセージの美味しさに感動する。レモングラスなどのインパクトある香草がたくさん入っていて、本当にビールに合うなぁと思う。気がつけば食べ物の平均価格500円程度とかなりインフレを感じるけれども、このサイウアとカオピアックと呼ばれるヌードルの存在は欠かせない。ちなみにサイウアはすぐに食べたので記録はない。悪しからず。

4. ラオスロケット祭り&プ―ニュー・ニャーニューパレード
ルアンパバンで行われるプ―ニュー・ニャーニューパレード(プ―ニューとニャーニューというのは精霊の名前)、それに雨乞いと豊作を祈るロケット祭り「ブン バン ファイ(Boun Bang Fai)」のパレードが合同で行われているのをみられるのだが、あまり決まりがなくゆるーく場内を流しているのがなんだかいい。一通りパレードが終わったら、そのままバーサロップ(ステップダンス)の時間に突入。観客を巻き込んでのダンス大会が始まった。そんなに複雑な振り付けでもないので、誰でも体を委ねることができるダンスタイムを眺めながらビールを飲むのも楽しい。

ラオスには関係ないが、最近は入口の方にある青果店で、パクチー空芯菜、そしてタイのマンゴーを買うのがお気に入りだ。ラオスフェス、今年も楽しかった。2024年はラオス観光年ということで、まだオフィシャル行事も半分ほど残っているようなので、ぜひ多くの人にラオスを目指していただき、好きになっていただきたいなぁ。間違いなくいい国なので。
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[Seoul GW 2024]永登浦(ヨンドゥンポ)はソウルの五反田? ディープな地元ライフを満喫

最近は仁寺洞に宿泊することが多かったのだが、今回はちょっといつもと異なるエリアを選んでみた。永登浦(ヨンドゥンポ)という場所だ。駅の地下街はちょっと庶民的だなぁと思ったが、地下鉄の改札口を出てからまず目に入るのは、ロッテ百貨店の地下街なので、普通のエリアかと思っていたが、実際外に出てみるとかなりディープでローカル向けのエリアだった。というわけで、こちらのエリアについて記録をしておこうと思う。

⭐️ヨンジュンロ4ギル-6ギルあたり(영중로4길-6길)
ラブホテルもたくさんあるが、この通り沿いはとにかくたくさんのレストランがあり、多くの人で賑わっていた。人気があるところとないところの差が激しい。コプチャン屋と이고집쭈꾸미というチュクミのお店が気になったのだが、雰囲気も含めて良さそうだと思って入ったのは、サムギョプサル屋「マグッカンセンコギ마굿간생고기」という熟成豚が人気のお店へ。王道なお味で美味しかったです。唯一残念なのは、飲みたい飲み物がないところかな…せめて美味しい生ビールが欲しいところなのだが。

マグッカンセンコギ 永登浦駅店|汝矣島・永登浦・麻浦(ソウル)のグルメ・レストラン|韓国旅行「コネスト」

このエリアには、チキンとビールを楽しむ、いわゆる「チメック」ができそうなところもたくさんあったが、やはり初体験は有名店がいいなぁ....というわけで、ヨンジュンロ6ギル、ラブホテルの合間のちょっと奥まったところにある"KyoChonチキン교촌치킨"に行ってみた。

ここは最高だった。特に美味しかったのが生ビール。お店オリジナルだったのだろうか、韓国で一番美味しく感じるビールだった。チーズボールはちょっと甘かったが、醤油とニンニクで味付けされたフライドチキンはもう最高。夜10:00くらいに行ったのに、店内は地元の方々で溢れていた。お隣の親子は、チキンと共におでんをオーダーしていたのもちょっと気になった。次回はおでん、試してみようかな。

⭐️永登浦伝統市場
1956年に始まった市場に午前中行ってみたが、商売っ気が全くなく、かといって値段が書いてあるわけでもないのでどうしようもなく、ぶらぶらを歩いて冷やかすにとどまった。特に服なんかはローカルっぽさ炸裂で、購買意欲がそそられる感じではないな。唯一気になったのは「スンデ通り」か。豚のお頭とか気になるものがたくさん並んでいる食堂街だった。今度はちゃんと調べて行ったみたい。

ちなみにこの外は、工具屋さんというか町工場のような雰囲気であった。

⭐️ヨンジュンロ3ギル
ひょんなことから、韓国ソウルの買春街のことを知った。清凉里588(オーパルパル)とかミアリテキサス(미아리 텍사스)と呼ばれるエリアなのだが、すでに韓国ではこういったエリアはすでに解体されていると聞いていた。
news-vision.jp

清涼里(チョンニャンニ)の路地裏と、新しい町への変化 | 韓国&韓国旅行 | トム・ハングル

それなのに、まさかの、本当に偶然にこうした売春エリアに足を踏み入れてしまった...ご興味ある方は、Google Mapで"Capital Allley"を検索して行ってみてほしい。規模は小さいが、倉庫のように「飾り窓」が並ぶ風景と、交渉に挑む方々を見ることができる。

一応「青少年立ち入り禁止区域」みたいな看板が出てはいるものの、こんなふうにいきなり売春エリアが出てくるというのは、ものすごい衝撃であった。

朝はがっつりお掃除をしているので、落ち着いて中の様子を見学できる。まあ、人がいないとあまり意味がないか。

ちなみに、次回またここのエリアを探索する機会があったら、絶対行ってみたいところが「 大韓屋대한옥」というところ。

牛テールの煮込み「コリスユク」が有名なお店だそうで、地元の人にも大人気の料理らしい。10時開店ということは、遅めの朝ごはんでも行けそうだなぁ。
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オルリー空港からリスボンまでを車で走るロードムービー"La Marginale"(2023年、仏)

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2023年5月に公開された、フランク・シミエールFrank Cimiere監督によるロードムービー「ラ・マルジナル」。オルリー空港に住むホームレス女性ミシェルが、空港で働くダウン症の青年テオと出会って、ひょんなきっかけから息子を探すためリスボンまでドライブすることに。旅をしながら色々な人との出会い、そしてテオの素直さゆえに起きたアクシデントもあったものの、それぞれが封印していたことに向き合うことで成長していく、という物語。
マージナル(marginale)というのは余白、ギリギリ、限界というような意味の単語だから、ある意味ギリギリで生きていた二人の再生の物語とも言えるのだろうか。

出演俳優も私は知らない人たちなのだが、特に悲しすぎることもなく、ほどほどにコメディぽい描写もあり、かつミシェルのにこりともしないキツさをテオの正直さ(なのに現実にちょっと蓋をしている)とその仕事仲間がオブラートに包んでくれる。すごく良い映画だと思った。飛行機で鑑賞したのだがあいにくまだ日本で公開されていないので、とりあえずここに記録しておこう。

「團菊祭五月大歌舞伎」 夜の部。菊之助の政岡、松緑の富蔵、牢屋敷が暗いのに楽しい

母の日にお馴染みの團菊祭鑑賞、何年ぶりかな。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
菊之助演じる政岡が初めて、茶道の手法で米を炊く「飯炊きの場」に挑むのが今回の目玉でもあるらしいが、初見の私にはそこへの感動というよりは、全体的な菊之助の存在感に圧倒された。目の前で我が子、千松が刺されるのに、足利家の跡継ぎ鶴千代の乳母として気丈に振る舞う姿は、母の日には特に辛いシーン。本当の親子がこんなシーンを演じるとなると、感情がますます入りやすかったりするのかな。そして冷静に考えて、毒を盛って殺そうとしたのに失敗したら証拠隠滅すり、というのはそこはかとない韓国の昼ドラマ並にエグい。

床下の團十郎演じる仁木弾正は、いくら團十郎が昼の部で活躍しているにしてもセリフはなく、これだけ?感が強いが、立つだけでサマになるんだからまあすごいということだろう。母曰く、顔は(團十郎が目指していたという)お祖父様に似てきた、とのことだ。

四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)
尾上松緑の富蔵がすごく良かった。昔見た時よりも「さ行」の発音が気にならないし、主役っぽい声の張りや姿、存在感が好きだ。熊谷土手の人情噺も好感度高く、梅枝のおさよの女っぽさが良い。牢屋敷の場は、当時本当に牢に入った経験者の話を元に作り込まれたらしく、囚人で埋め尽くされた舞台に華やかさはないが、不思議と魅力的だった。

今回、イヤホンガイドを久々に使ってみたらこれが非常によかった。ストーリーとしては二つともわかりやすい演目だったのだが、ストーリーの流れを邪魔することなく時代背景等の解説や浄瑠璃の歌詞も紐解いてくれるので、普通に鑑賞するよりも多くの情報を得られた気がする。今回、午前の部が華やかだったので、午後の部に誘われた時は正直がっかりしてたが(笑)、結果的に大満足だった。さらに、本来予約が必要なめでたい焼きもゲットできて、ますます大満足。
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[Seoul GW 2024]ソウルの塩パン、食べ比べ!

ソウルで大人気のLondon Bagel Museumを手がけた方が新たにブランドを担当しているという安国にある塩パン専門店、「Artist Bakery」に立ち寄ってみた。ところが、なんと2時間待ちで、テイクアウトだとしてもかなり並ぶと言われてしまったので、購入は諦めた。ちなみに、お値段はシンプルなものでも3,800Wだとのこと。負け惜しみではないが、ちょっと高いなぁ。

それでも、一つは塩パンを体験したい! というわけで、こちらに行ってみた。聖水(ソンス)にある「ジャヨンド塩パン(자연도소금빵)」。本店は空港もある仁川(インチョン)にあるらしい。聖水の前のお店の前にはものすごい人だかり...! 列は二手に分かれており、店舗に向かって右手にある列が、自動販売機でチケットを購入するための列だった。基本的に4つから購入可能と言うことで、自動販売機で120,000Wの4つ入りを選んでチケットを購入。そして、その後今度は右の列に並ぶと、チケットと引き換えに4つ入りの塩パンの袋を受け取ることができる。

せっかくの焼きたてを食べてみたが、ふわふわで美味しい! 鍾路3街駅からほど近い益善洞(イクソンドン)にもお店があるようなので、またリピートしてしまうかも。
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ちなみに私の推し塩パンはこちらのもの。やはりいつ食べても美味しいし、一個から買えるので、一人旅にも優しい。