2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

勝山グルメ

地元をよく知る友人を訪ねると、おいしいものをたくさん紹介してもらえるのがよい。勝山訪問時も、いい体験をたくさんしたのでご紹介。 まずは有名なお蕎麦屋さん「手打ちそば 八助」。500円以内で食べるおろしそばの辛さの度合が絶品。ポーションが小さいの…

勝山左義長2012:雪だるまいろいろ

私は雪国の出身ではないため、雪を使った遊びというものには疎いのだが、ここ勝山市の雪だるまはいろいろと独創的であった。 最近は、こうやってペンでカオを書いたりしちゃうのだろうか。これは特殊なインクか何かかな。私がイメージする雪ダルマというか雪…

勝山左義長2012:絵行燈その2

勝山左義長2012:絵行燈 - 空間Annex 交通安全の脇に、これが来るか? 明らかに子どもの作品みたいだが。 国際ネタもあれば 原発ネタもあり。 ちょっとほのぼの。左義長をからめた、小さな恋の物語。 昨今の風潮ですね。 心中お察しします。 正面には社会派…

貧乏だけど贅沢(沢木耕太郎)

貧乏だけど贅沢 (文春文庫)作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/01/04メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見る 沢木耕太郎さんが旅経験のある数々の著名人と旅にかかる対談をしている。その模様を記録したもの。…

ブルゴーニュ出身のマヌーシュ・ジャズ・グループ Adrien Marco Trio

フランスにおけるマヌーシュ・ジャズの二大拠点といえば、イル・ド・フランス地方(というか要はパリ)、もしくはアルザス地方だと思っているのだがどうだろう。そんななか、ブルゴーニュ出身で活躍をはじめている若手グループを発見した。グループのリーダ…

百万円と苦虫女

(2008年、日本、監督・脚本 タナダユキ) 蒼井優演じるフリーター鈴子はなんだかどうにもツイていないことばかり。ひょんなことから実家を出て、フリーターをしながら100万円がたまったら次の場所に移動する…というのを繰り返し、そこでの出会いや、頭がい…

インスタント沼

(2009年、日本、三木聡監督) 三木聡作品が好きだ。初日に映画館にまで観に行ったこの映画を現在Gyaoで提供中だったので、改めてみなおした。 主人公の沈丁花ハナメは、カッパを信じるハハを持つも自分は現実以外を一切信じない性格の雑誌編集長だ。ひょん…

マヌーシュ・ジャズの傍流を行く、パリンカPalinka

ネットで偶然出会ったバンド、パリンカPalinkaは、フランス発、パリで活躍しているグループらしい。メンバー編成をみると、お好きな向きの中には「これ、マヌーシュ・ジャズにカテゴライズするのかよ?」なんておっしゃる方もあるかもしれない。 Daniel Beja…

ゴッドファーザー

(The Godfather、1972年、米、フランシス・フォード・コッポラ監督) 映画の存在はもちろん知っていた。このニノ・ロータによるテーマソングは昔からよく聴いていたが、映画は初めて鑑賞した。たぶん自分が嫌いな映画だろうと思って、適当に観始めたら案外ハ…

勝山左義長2012:左義長ばやし

祭り期間中は、こんな櫓が町内に12基並ぶ。この上長渕の櫓は、市が指定する文化財らしい。ここで、襦袢を着た人たちが浮きまくるのだ。 基本である左義長ばやしの歌詞は 「蝶よ花よ 花よのネンネ まだ乳のむか 乳くびはなせ 乳くびはなせ」というもの。男を…

勝山左義長2012:絵行燈

これも勝山左義長独特のものらしく、絵に風刺川柳を添えた行燈が町中至るところに並んでいる。ユーモア満載、下ネタあり。内容も無礼講だそうで。 話題のところでは、なでしこネタ。 あ、これは行燈じゃないなぁ。まあいいや。行燈のみならず、行燈スピリッ…

勝山左義長2012:つくりもの

作り物というのは、その年の干支などをテーマに、「生活用品を素材に」つくる、オブジェのようなもの。これに、その作品を説明する詩歌「書流し」が添えられる。なにぶん生活用品を使っているため素朴なのだが、それだけに感動も大きい。 今年は龍をテーマに…

勝山左義長2012:雪山の奇祭、かつやま左義長にいってきた

毎年2月の最終土日に行われる福井県勝山市の奇祭、かつやま左義長まつりに行ってきた。 街中には、赤、青、黄色、白あるいは赤、緑、黄色、白という組み合わせの短冊が飾られていてお祭りムード満点だ。 松と竹で組まれた「御神体」も、各地区に設けられる。…

サキ短編集

サキ短編集 (新潮文庫)作者: サキ,中村能三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1958/03/18メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 31回この商品を含むブログ (20件) を見る 当時のビルマで生まれたイギリス人サキ(本名はヘクター・ヒュー・マンローというらしい)…

マーガレットと素敵な何か

(2010年、フランス、監督・脚本:ヤン・サミュエル、L'Âge de raison) 原題は、「分別のつくお年頃」といった感じ。ソフィー・マルソー演じる40歳のキャリアウーマン、マーガレット。一見できる風の彼女には封印した過去があるのだが、それを思い出すことな…

きっとジャンゴの遠い親戚。ニッショ・ラインハルトNitcho Reinhardt

ニッショ・ラインハルトNitcho Reinhardtという名前を聴いて、ピンとくる人はどれくらいいるだろうか。少なくとも、私はお初に聴いたものの、苗字をきいたら「あれ、ジャンゴの親せき?」と思う。当然だろう。 さて、現在ジャンゴ・ラインハルトの直系の親族…

「人」を食う中国人 割を食う日本人

「人」を食う中国人 割を食う日本人作者: 五十嵐らん出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2007/03メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る 中国、雲南省の多国籍企業で経営者を経験した筆者の中国論。ときに毒舌だが、すべて経験…

さよなら、アルマ〜戦場に送られた犬の物語 (水野宗徳)

さよなら、アルマ (Sanctuary books)作者: 水野宗徳出版社/メーカー: サンクチュアリパプリッシング発売日: 2010/08/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (4件) を見る ある軍用犬の出征前の写真をもとに創作された、物語。実際…

ファミリー・ツリー

(アレクサンダー・ペイン監督、米、2011年、The Descendants) スーダンの人権侵害をワシントンで訴えて身柄を拘束されたと話題になっていたジョージ・クルーニー主演の映画をたまたま観た。 ハワイで先祖代々の土地を管理して暮らすマットの妻、エリザベス…

望遠ニッポン見聞録(ヤマザキマリ)

望遠ニッポン見聞録作者: ヤマザキマリ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/03/09メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (17件) を見る テルマエ・ロマエで一躍有名になった著者ヤマザキマリ氏による比較文化エッセイ。イタ…

Lorenzo TUCCI "TRANETY"

昨日は、311にまつわる様々な人の想いがあちこちらで耳にする日だった。そんななかで友人に紹介されたこの曲が大変気に入ったので、ここにメモしておきたい。 Claudio Filippini (p) Luca Bulgarelli (b) Lorenzo Tucci (ds) キーとなるフレーズは、すごくシ…

ジャンゴの曲がゲーム「マフィア」のサウンドトラックに。

Raphaël Faysラファエル・ファイスの"Django's works"というアルバムの中に入っているジャンゴの曲"Cavalerie"が気に入って、何度も何度も聴いている。そもそも、ジャンゴのこの曲の存在を初めて知ったので、他にだれかこれをカバーしているアーティストは…

Paris Jazz Big BandとClaude Nougaro

多田雅範さんと堀内宏公さんの主催するWebサイトmusicircusで「musicircus 2011年に聴いた 10枚」という企画がある。こちらに参加したついでに、その企画から芋づる式に出会った音楽をここに書き留めておきたい。 まずは、Nicolas Flomerから派生して話題に…

Leny Andrade Trio

私にはブラジル音楽にどっぷりと浸かっていた時期があるため、実家に帰ると大量のカセットテープだのMDがある。片付けがてらそれらを久々に聴いていたら、レニー・アンドラージのアルバムを発見。この声、やっぱりいいなぁ。 余韻に浸りたくて動画をあさった…

画家ジャンゴ・ラインハルトを知るイベント"Exposition Rein'Art"

ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtには実は画家でもあったことを知る人がどれくらいいるだろうか。この油絵をみて、「あ、あのアルバムのジャケットじゃないか!」とピンとくる人もいるだろう。 これらの絵はすべて、ジャンゴの作品である。そして、こ…

ニッポンありゃまあお祭り紀行 春夏編(椎名誠)

ニッポンありゃまあお祭り紀行 春夏編 (講談社文庫)作者: 椎名誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 秋冬編を買ったついでに、春夏編も買ってみた。これまたマイナーなお祭…

忘れられた日本人(宮本常一)

忘れられた日本人 (岩波文庫)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/05/16メディア: 文庫購入: 49人 クリック: 366回この商品を含むブログ (204件) を見る 以前、佐野眞一氏の著書を読んで以来、ずっと読みたかった本だった。 宮本常一が見た…

らーめんと甘味処 九月堂

公園通りの脇をそれたお店で前から気になっていたので、先日通りすがりに入ってみた。ラーメンなんて小汚いほうが美味しいんじゃないかとすら思っているので、甘味処も兼ねたお店ということで大して期待もせずいた。店内もカフェっぽいし。 ところが、これ、…

コットンクラブでGretchen Parlato-Feb.22, 2012, 2nd set

テイラー・アイグスティTaylor Eigsti(P/key)以外は、共演歴のない(あるいは浅い)、アルバム参加メンバーでなかったのは少しだけ残念だったのだけれども、グレッチェン・パーラトの舞台は彼女自身で作られるものであり、これはこれでよかろう。 何といって…

印傳屋のガマ口

印伝って印度伝来だから印伝なんだね。 今日から使い始めて、エイジングさせます。楽しみ。 根付をつけるところがあるのも、嬉しいね。