言語世界地図

言語世界地図 (新潮新書)

言語世界地図 (新潮新書)


外国語には全般的に興味があるため、手っ取り早く全般的な知識を得たいと思ってこの本を手にとった。言語を切り口にいろいろな国を知るのも、またいいのではないか。

…と思ったけれども、興味のない国のことは、なかなか頭に入らないものだ。たぶん、手元に置いておいて、その国に興味が出たときに改めてその国の項を読む、というのがいいかもしれない。

ひとつ著者に共感したことがある。それは、一般的に、国名でも人名でもけっこう英語読みでまとまっていることが多い、ということ。これは日本に限らず、海外でもそうだと思うが、勝手に自国言語流で読みかえられている。各言語を尊重したら、読み方もおのずと変わるんじゃないかなぁなんて。Mexicoにいったら、メキシコの人がみんな「メヒコ」と発音していたことに直面し、以来自分でも気をつけたいとは思っているのだが。