麻薬探知犬には2タイプ。

麻薬探知犬は、空港や港湾にてやりとりされる膨大な数の荷物から、不正に密輸される麻薬を嗅ぎ分けられるよう訓練された犬のことだ。
今日、ひょんなことから、麻薬探知犬には2種類あることを知った。

ひとつは、「アグレッシブドック」といって、貨物や預けたスーツケースなどに隠された麻薬などを発見するために、「麻薬類を発見すると前足で引っ掻いて知らせてくれる」よう訓練されている犬のことを指す。

もうひとつは、「パッシブドッグ」といって、手荷物に隠されている麻薬類を発見するために、麻薬類を発見すると荷物の前で「お座り」して知らせてくれるよう訓練された犬のことだ。

働く犬といえば、盲導犬や警察犬が思い浮かぶ。盲導犬は吠えないよう訓練されているが、警察犬は、なんとなく犯人のニオイを特定すると、猛スピードで追いかけていって、ものすごい勢いで吠えまくるようなイメージがある。というわけで、麻薬探知犬も、警察犬の延長で、麻薬を見つけると吠えまくったり、手荷物の持ち主に襲いかかったりするものとばかり思っていたのだった。アグレッシブにしろパッシブにしろ、案外おとなしい方法で麻薬の存在を知らせてくれることを意外に感じた次第。思い込みはいけませんね。

麻薬探知犬のHP
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/maken/maken.htm