Max Ionata +石田衛(p), 川村竜(b), 加納樹麻(ds)@御茶ノ水NARU

イタリア出身サックス奏者Max Ionata来日中につき、御茶ノ水Naruのライブ最終日に行ってきた。プロフィール、来日中スケジュール、ディスコグラフィー、その他もろもろの情報については、オフィシャルサイトに書いてある。
http://alborejazz.blog126.fc2.com/

持って生まれた身体も大きけりゃ、そこから飛び出す音も並大抵ではない。テナーを大迫力でぶりぶりとふきまくるマックスさんの勢いに圧倒された。ノリも大変良い。セカンドセットの時はMCをしていたが、イタリア語で話していたので、何を言っているのかあまりよくわからなかったけれども、ものすごくライブやら日本滞在に満足していて、サポートしてくれているいろいろな人にも感謝していて、うれしいさまはわかった気がする。言葉の問題に加え、こちらのジャズスタンダードに関する知識の疎さもあり、後半のセットリストがイマイチ把握できなかったのだが、スタンダード中心のラインナップで、全体的なライブ満足度は非常に高かった。観客の興奮もすごかったように思う。

ところで。世界でご活躍のマックスの演奏が素晴らしかったのは当然として、サポートしていたトリオの皆様に度肝を抜かれた。お3方とも着飾った雰囲気もなくクールにみえたので、気軽に「スゴイデスネ」なんて声をかけるのはためらわれたのだけれども。
今回マックスさんとは初共演のはずである3人は、なんというか、その立ち位置が絶妙だった。マックスさんを立てるところはきちんと立てて、ただしノリノリのマックスさんがものすごい速さで飛ばしていくところには、素知らぬ顔で寸分も遅れることなくついていき、乱れることはない。でも、ソロがまわってきたときには、個性をきっちり出してきて、そこで急にものすごい存在感が出てくるのだ。

3人とも、本当に素晴らしかった。マックスさんも3人の演奏に満足そうだったようにみえた。普段一緒に活動しているトリオではなく、この日のために、マックスの演奏に合う精鋭ということで呼び集められたミュージシャンたちだときいたけれど、どうなのだろう。とにかく、またぜひ観てみたいなぁと思う3人であった。

Max Ionata
http://www.maxionata.com/
石田衛(p)
http://jml.web.infoseek.co.jp/ishida/
川村竜(b)
http://sound.jp/samuraibass/
加納樹麻(ds)
http://juasakanoh.blog58.fc2.com/blog-category-1.html

Max Ionataはもう帰国の途についたはずなので、次回の来日まではCDで楽しむということで。

Inspiration

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  • アーティスト: マックス・イオナータ・クァルテット・フィーチャリング・ファブリツィオ・ボッソ,ジェジェ・テレスフォロ,マックス・イオナータ,ファブリッツィオ・ボッソ,ルーカ・マンヌッツァ,ニコラ・ムレス,ニコラ・アンジェルッチ,ブルーノ・マルコッツィ
  • 出版社/メーカー: albore jazz
  • 発売日: 2009/07/08
  • メディア: CD
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