タイ王室の社会貢献? "Royal Project"

タイ王室では、自らの資金を元手とした国民生活向上のプロジェクトを実施しているとフリーペーパーで知った。というわけで、有名な製品をここにメモしておこうと思う。
http://www.royalprojectthailand.com/general/english/main.html

◆Mae Fa Luang(メー・ファールアン)財団ショップ
http://www.doitung.org/
空港の中にも店舗があるこのショップは、亡くなったシーナカリン王太后が、ドイ・トゥン山に住むケシ栽培農家の生活と、麻薬による健康被害を改善するためのプロジェクトで、ケシの代わりにコーヒー栽培を奨励しているそうだ。

というわけで生まれたのが、ドイ・トゥン(Doi Tung)ブランドのコーヒーやマカデミアナッツ。他にも、ホームプロダクツ、スカーフなどの製品から、旅行代理業などのサービス、カフェも全国に点在しているらしい。なお、売上は、生産者に還元されることはもちろん、プロジェクトの研究資金に充てられる。

◆Royal Project(ロイヤル・プロジェクト)財団
プミポン国王が、山岳地帯にすむ人々が焼畑農業とケシ栽培で生計を立てる様子をみて、これを助けるために始まった農業支援プロジェクト。
ドイ・カム(Doi Kham)マークの野菜やジャム、ドライフルーツは、有機栽培で作られており、身体にもお財布にも優しいものらしい。

◆The Royal Chitralada Agricultural Project(ロイヤル・チットラダー農業プロジェクト)
http://kanchanapisek.or.th/kp1/index_en.html
1961年にプミポン国王がはじめたプロジェクトで、宮殿内で農業研究や酪農、さらには養蜂支援のために養蜂農家からミツを買い取って加工したりしている。ミルクタブレットやハチミツ、コンデンスミルクなどが有名だそうだ。パッケージも高級感漂っており、しかも値段はハチミツならチューブ入り25Bですって。安い。

◆プー・ファー(Phu Fa)ショップ
「プー・ファー」はシリントーン王女殿下が行う、貧困農民の収入向上支援を目的としたプロジェクトのブランド。エコツーリズム促進や農作物加工、少数民族の民芸品作りなどの職業訓練事業でできた商品を販売している。小物やお茶が有名。
サイアムディスカバリーセンター、スクンビットのSoi7にショップがあるらしい。

タイでは至るところに王様をはじめ王室の方々の肖像が飾られているが、王室主導によるこうした活動も、尊敬される理由の一つなのかもしれない。次回タイに行くときにはぜひ行ってみようと思う。