Gonzalo Rubalcaba Quintet@丸の内コットンクラブ


Gonzalo Rubalcaba(p), Yosvany Terry(sax), Avishai Cohen(tp), Yunior Terry(b), Marcus Gilmore(ds.)
キューバのピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバがリーダーのクインテット公演だが、トランペッターのアビシャイ・コーエンが参加するときいて、行ってみることにした。ルバルカバは、名前だけはよく知っていたが、聴いたことはなく、キューバというだけで、勝手にミッシェル・カミロみたいなラテンイメージを抱いていた。

実際に聴いてみると、ほぼラテンの香りはない。今回の公演では、かなり複雑な構成のオリジナル曲を演奏していた。ピアノの出番が控え目で、その分共演者には高い技能が求められそうな作品ばかり。これ、たぶんルバルカバのオリジナルなんだろうな。やはりキューバ出身のサックス奏者のヨスヴァニー・テリーが、いきなりチェケレという
楽器を出して演奏しだしたのには予想外だったが、後で調べたら、彼のお父様ドン・パンチョ・テリーは、チェケレの第一人者だそうだ。

お目当てのアビシャイはもちろん、皆さん素晴らしいパフォーマンスだったが、ルバルカバに一番驚いたのだった。ソロ公演では、どんな雰囲気になるんだろうか。ちょっと興味がわいてくる。