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2008年7月のリーマンショック以降、マス広告の弱体化が叫ばれている。一方、限定的なキャンペーンや販促ができるネット広告が注目されているが、果たしてマス広告の代替になりうるのか。あるいは、マス広告の予算は戦略PRに振り分けられるのか。
こんな疑問を解消すべく、業界の12名にマーケティングの未来を問うたのが、この本だ。東京ガールズコエrクションやピンクリボンなどの有名イベントの発案者が、それを広げるためにどう工夫したかという話など、よいヒントになる。
「情報コントロールが難しく不確実」なのがPRだから、当然企業のメッセージを確実に伝えるものではなく、マス広告の代わりにはなりえない。結局は次世代IMC(統合型マーケティングコミュニケーション)を考えださねばならない。PRはpre-interest(関心)を喚起し、広告へのAttention(注意)への導線になるような活動をしなければならないのだろう、と漠然と思った。