トルコ世界一の親日国―危機一髪!イラン在留日本人を救出したトルコ航空
- 作者: 森永堯
- 出版社/メーカー: 明成社
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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伊藤忠商事の社員としてトルコのアンカラに15年以上も滞在していた著者・森永尭氏が、1985年、イラン・イラク戦争時にイランのテヘランからの国外脱出が難しかった日本人をトルコの航空機が救ってくれたという話を、当事者としてつぶさに回顧した本。
当時の裏話以外に、トルコそのものをとりまく状況の説明や、日本が手掛ける第2ボスフォラス橋のプロジェクトの進行過程におけるエピソードなど、日本とトルコにかかる話が多く盛り込まれている。
ちなみに森永氏曰く、トルコが世界一の親日国たる理由を5つ挙げている。
1、和歌山県串本町におけるエルトゥールル号遭難者救出事件(1890年)、2、日露戦争におけるトルコの宿敵ロシアの敗北と日本の勝利(1905年)3、建国の父アタチュルクが明治天皇を尊敬していたこと(1923年)、4、朝鮮戦争で戦った軍人が日本に護送され好感をうけた 5、技術立国であること
ちなみに、トルコは5月〜10月は乾季で天気がよいとか。そして、トルコ語は日本語と語順が一緒だとも。なんだかまたトルコに行きたくなってくる。