背後の足音

背後の足音 上 (創元推理文庫)

背後の足音 上 (創元推理文庫)


背後の足音 下 (創元推理文庫)

背後の足音 下 (創元推理文庫)


お気に入りのヘニング・マンケル作、スウェーデンの刑事クルト・ヴァランダーシリーズ。今回は、夏至前夜に行方不明となった若者三人に端を発した恐ろしい事件をクルトが解き明かす。
今回は珍しくクルトの家族はほとんど出てこない。そして、クルトは糖尿病をひた隠しにして事件に対峙するのだ。(それにしても糖尿病ってそこまで恥ずかしいものなのだろうか。よくわからない)。
クルトの長年の付き合いがあった同僚の意外な側面が明らかになることもあり、相変わらず最後までドキドキさせられる展開に引き込まれていく。一方で、犯人の動機がよくわからないのに愕然とさせられる。