ジミー・ローゼンバーグが奏でる"Wave"

1992年といえば、ちょうどジミー・ローゼンバーグが、Falko Reinhardt、Sani van Mulleという二人のギタリストとともにn"Gypsy Kids"というグループを結成し、ファーストアルバムを出した頃だ。その頃、ちょうどオランダはレイスウェイクRijswijkというところで開催されたジャズフェステイバルDjango Reinhardt Jazz Festivalにて、ソロギターを披露するジミー少年(12歳)。そこで演奏しているのが、なんと、Antonio Carlos Jobimの名曲"Wave"(Vou Te Contar)。なんて渋い曲を選択するのだろう。

もちろん、演奏は完璧である。ただ、"Wave"の演奏の時はギターばかりを見つめているが、"Douce Ambiance"に切り替わると、クラリネット奏者の方面をみる余裕が出てきているような気がして、おもしろい。
なお、こちらも同じライブでの映像。観客に、色っぽい目線を投げかけている凄腕ギタリストは、12歳のころからすごかった…。