ジャッカルの日(フレデリック・フォーサイス著、篠原慎訳)

ジャッカルの日 (角川文庫)

ジャッカルの日 (角川文庫)


仏ドゴール暗殺を企てるOAS(Organisation Armee Secrete)という秘密軍事組織が雇ったのは、凄腕の殺し屋だった。ジャッカルとは、その殺し屋の名前だ。でも、犯人はすでにわかっているというのに、その変わり身の早さ、テクニックの鮮やかさに最後の最後までドキドキさせられる。ドゴールを守るために必死にジャッカルを追うルベール警視の推理力も見事。はじめから犯人がわかっているのに、こんなにスリリングな小説も珍しい。