Samy Daussatと Christophe Astolfi のRhythm Futur

サミー・ドーサSamy Daussatといえば、若いころから、Babik ReinhardtやRomane、Patrick Saussoisといった、マヌーシュ・ジャズ界の大物ミュージシャンのリズムギター役を担う実力派という印象を持っていたのだが、気が付けば自分の名前を冠したトリオを率いたり、ギター教室で先生をやったり教則本を出したりと、どんどん活動の幅を広げている印象がある。派手ではないけれど、着実だ。
そんなSamy Daussatが、Christophe Astolfiという人とデュオで演奏している動画を見つけた。クリストフ・アストルフィChristophe Astolfiという人をはじめて知ったので調べてみたら、あいにくフランス語のアクセント記号がついた文字+その隣の文字がサイトからかききえているため、Webサイトの文言は軽く暗号のようになっている。
そんななか読み解けることを書いておくと、SWINGTETというグループのリーダーをやっている、ロレーヌ出身の35歳(だいたい)。独学でギターを勉強、はじめはロックやらブルースを演奏していたが、ナンシーの音楽学校で学んでからは、ジャズに注目し、バル・ミュゼットの演奏者としてのプロ演奏家活動を経て、マヌーシュ・ジャズの世界に足を踏み入れたとか。


Rhythm Futurという曲をやっているが、今まで聴きなれているミュージシャンとの演奏とは異なって、荒々しさがないというか、品がある演奏だなぁと思った。面白いものだね、意図的なものだろうか。もしかして、動画をアップした人のコメント"Est-ce du jazz manouche ou du jazz ? "というあたりに演奏にヒントがあったりして!?