
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
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色々あって放浪の旅を続けていた鷲津が戻ってきて、またあれやらこれやら、狙いを定めて攻略を練っていく。アランの死にショックを受けた鷲津が自暴自棄になっていたところを、リンの仕掛けにより立ち直っていくあたり、おもしろい。一方で、芝野の妻に仕掛けられた罠などは、恐ろしくてびっくりした。企業買収の過程において、PR会社がかなり戦略的に使われているところも面白い。これぞ本当の情報戦だと思う。
ところで、この小説、おもしろいことに、またもやジャズがふんだんに使われている。
上原ひろみ "xyz"
鷲津は彼女のとがった演奏に感銘を受けている模様だ。もしかしたら、鷲津もNYで彼女と張り合ったかもしれないものね!?
"Here's that rainy day" Bill Evans
ソロピアノ弾きの鷲津に流れるエバンスは、ソロ版ばかり。
そして、ジャズだけでなく、ビリー・ジョエルも出てくる。
ハゲタカシリーズ、実は音楽ネタがちょこちょこ盛り込まれているのだ。最近、週刊ダイヤモンドではハゲタカⅣが連載されているので、ついつい読んでしまう…。