ヤング≒アダルト


ジェイソン・ライトマン監督、2011年、米)
本当はこれをみる予定は全くなかったのだ。でも、当初観たかった映画は朝しかやっていないことが判明し、気持ちにひっこみがつかなくて、ちょうど映画館に行った時間にスタートした、映画"JUNO"の監督コンビがタッグを組んだというこの映画を観たのだった。
シャーリーズ・セロン演じるゴーストライター、メイビス・ゲイリーが、元彼からのあるメールをきっかけに、生まれ故郷の田舎町に帰ってかつての幸せを取り戻そうとする…ような話。メイビスの、見栄っ張り度合やプライドの高さや、高飛車で人を見下したような態度は、痛々しくて目もあてられなかった。主人公の設定が同世代だったので少しは共感できるかと思ったのに、共感ポイントがないまま終わってしまった。
こういう映画を観たのは久々だった。シャーリーズ・セロンは、ジャージだろうがキティちゃんのへなちょこTシャツだろうが、間違いなく美しいことはわかった。むしろ、お化粧して気合を入れるとちょっと老けてしまってもったいない感じ。あと、彼女が元彼との思い出の曲が入ったカセットテープを探し出して、車で同じ曲ばかり何度も聴くシーンがあったけれども、もともとアルバム1点聴きをしていた私にはおなじみの行動なので懐かしかった…。