La Cage Dorée

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(2013年、 Ruben Alves監督、仏)
マリアとホセは、ポルトガルからの移民としてフランスに在籍し、マリアは豪華な家の門番兼お手伝いとして、またホセは工事現場の棟梁として勤勉に仕事をしていた。それぞれパトロンからの信頼もあつく、同じポルトガル移民の仲間とも仲良くやっていた。ある日、ひょんなことから、ポルトガルで財産贈与を受けることになり、これに伴って故郷に帰りたい思いがふつふつとわく二人。ところが、二人のそんな気持ちを察したコミュニティの人々は、あの手この手で彼らをフランスに引き留める策に出る。そんななか、二人の年頃の娘がとんでもない発表を! さてどうする。そして二人はそれでも故郷に帰るのか。
コメディとはいえ、ところどころに移民社会を考えさせるエピソードが込められている。とくに子供たちの人間関係は、そのことを如実に示していておもしろい。語学力の関係で全部すっきりとわかったとは言い難いが、それでも楽しめた…ということでよしとしよう。