先日、久々のオーケストラ鑑賞に行った。普段からそれぞれオーケストラで活躍する面々が、あるイベントのために集まったもので、いわばこの日限りのメンバーで演奏をするオーケストラだ。
私は昔部活でオーケストラをやっていたので、自分が演奏した曲をオーケストラで聴くと無条件にうれしくなってしまう。たとえば、J.シュトラウスの「こうもり」序曲とか。細部まで覚えている。どのパートがどう入るとかいうのも含めて。
これも思い出深い。アルル。
一方で、自分が演奏したことがないものについては、自分の担当したパートに目はいってしまうものの、細かいところはよくわからないものだ。純粋にメロディラインを楽しむといったところか。
今回の演奏会では、「眠りの森の美女」が演奏曲目に入っていた。解説によると、「眠り~」はすべて演奏すれば60曲以上、3時間の大作だとか。ワルツが有名だが、私は序奏が好きで、聴くだけで幸せな気持ちになることができた。
あとで演奏に参加した人に聴いたら、この曲も含め、本番ではいろいろと大変だったそうだ。もちろん、ハタから観るとわからないけれども。
パフォーマンスを魅せる、という立場に立つこともある身としては、そんな裏話についニヤニヤしてしまう。
久々にオーケストラを聴いて以来、また好んでオーケストラをBGMに選ぶようになった。オケって、いい曲だとついつい指揮をしたくなったりする。思わず電車で指揮棒ふらないように気を付けなければ。