こちらの映像は、12月17日にパリのマヌーシュ・ジャズクラブ「ラトリエ・シャロンヌL'Atelier Charonne」で撮影された映像だ。注目は、ギターの二人が14歳であるということ。一人はグルノーブル出身のノエ・レーヌNoé Reine。前々からその活躍が気になっていた若手ギタリストだ。イベントの名前が"Noé Reine invite Favino Lorier et invités surprise à l'Atelier Charonne"なので、ノエが明らかに主役を張るコンサートだろう。
Noé REINE、14歳のマヌーシュ・ジャズ・ギタリスト - 空間Annex
FERRÉ 兄弟と共演する14歳のギタリストNoé REINE@Jazz manouche aux Tuileries - 空間Annex
そして、途中からおもむろに演奏を始めるギタリストは、ファビノ・ロリエールFavino Lorier。体格も大きいし大人びているので、14歳というのがにわか信じがたい。この人、何者だろう…と気になって調べてみたところ、Trio Prahlトリオ・プラールのメンバーらしいのだ。
謎のロレーヌ出身マヌーシュ・ジャズ グループ Trio Prahl - 空間Annex
バイオリンの存在感がすごい！ 新生Trio Prahlの行方 - 空間Annex
現在のトリオ・プラールは、ハスリ家とワイス家の混合グループという認識なので、きっと、昔のトリオ・プラールのメンバーにファビノが含まれていた、と考えるのがいいのだろうか。ファビノの経歴といったプロフィール情報はうまく見つけることができなかったが、そんなことを思った。ちなみに、昔のトリオ・プラールの発起人だと想像できるビリー・ハスリBilly Hassliとファビノの共演映像はこちら。
そして、親族であろうRingo Lorierとの共演も。
濃厚なサウンド。
14歳対決の一連の映像をみるとノエの方が目立つかもしれないが、ファビオも素晴らしい活躍を見せているではないか。将来が楽しみになギタリストたちだね。
