2013年、Ashima Chibber監督、My dad's Maruti、インド(ヒンディ語)
飛行機にて、完全なるコメディを英語字幕で楽しく観た。
コメディにつきもののオバカな主役は、Sameerサミールという大学生。これから嫁ぐ姉のために、父親が準備した乗用車を、サミールはひそかに借りて、大学一の美女ジャスリンJasleenドライブに出かけた。ところがこの車が行方不明になってしまい…というところから始まるドタバタ劇。車を探すために、サミールとその大親友であるガットゥGattu、そしてジャスリンもが奔走する。
サミールの姉が一生の伴侶にささげる踊りが印象的。なんとなく卑猥なので、観客が完全にひいているのに、踊りを教えた母親と本人だけが盛り上がっている、というていだ。
監督は女性なんですね。もしかして、この花嫁ダンスもこの監督の発想なんだろうか。
タイトルのMaruti、そしてMaruti Ertigaというのは、車のメーカーや車種なんだろうと思って観ていたが、何気なく調べてみたら、元は日本のスズキのようだ。スズキはインドと自動車生産の合弁会社を作っており、「マルチ・スズキ」という会社名で現地に根付いているとか。偶然にも、車の正面の「S」の理由がわかった。何事も一応調べてみるべし、だね。