LA FOLLE JOURNEE au JAPON 「熱狂の日」音楽祭2014

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なんだかんだと忙しいゴールデンウィーク、どうしてもこのイベントに行ってみたくて東京国際フォーラムに足を運んだ。
いただいたパンフレットによると、生みの親の名前はルネ・マルタンRene Martin。フランスはナント郊外出身らしい。だからこのフェスはナントで開催されているんだね。名前の由来は「フィガロの結婚」の正式名称であるLa Folle journée, ou le Mariage de Figaroからとったとのこと。1公演45分間で1,500円~という低価格でクラシックが楽しめる、本当に素敵な企画だと思う。
今年のテーマは、10周年にかけて10名の作曲家を取り上げ、各人に1人友人を「連れてきて」もらった結果、20名の作曲家を取り上げることとなったとか。
時間の都合上、私が観たコンサートは「0歳からのコンサート」という枠組みで実施されたもの。タタルスタン国立交響楽団+アレクサンドル・スラドコフスキー指揮だった。

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お子さんがいらっしゃる方には最高の機会だろう! 一方で、演目が「くるみ割り人形」だったこともあり、一部赤ちゃんのうなり声にかき消されて聴こえない、なんて感じなのでまあこれは全体的に雰囲気を楽しむ企画、ということで。一応、お子さんが本当に騒ぎ出したら会場を出るようなルールなので、ご両親は気が気じゃないだろう。一方で本当に音楽が好きな子どもが生の音楽を目にしたときのテンションの高さはすごいもので、(中にはロックコンサートのようにこぶしを振りかざしている子どもまで!)音楽のパワーを実感した。
外には屋台などが出ているのはもちろんのこと、有料プログラムの半券を持っている人だけが入れるガラス棟では、グッズのお店やCD屋、無料コンサートなども行われていて、コンサート以外も盛りだくさんの内容になっている。個人的には「もっと早くコンサート内容を知っていれば、本当に行きたい演目に行けたかもしれないのに!」というところか。

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