今年も行ってまいりました、桐生八木節まつり。毎年このお祭りに行くことを心から楽しみにしているのだ。でも、今年は特別だ。なぜかというと、五丁目の祇園屋台が53年ぶりにお披露目されたのだから。
この屋台、1859年に作られており、とにかく立派なもの。なんでも桐生には舞屋台と呼ばれる巨大屋台が6台あって、これを大通りに出したりして夜通し舞台芸能を楽しむ伝統があったそうなのだ。今年は五丁目が年番町だったので、この屋台を出して、舞台の上でさまざまな芸能を披露していた、というわけ。
もちろん、通常の八木節も絶賛盛り上がりました。うーん、桐生の八木節は本当に楽しい。既定の終了時間が来てからも、鳴り物にアンコールを要求するところなど、もはやフジロックの香りすら感じる。
ちなみに、櫓によってはすごくしっとりと鳴り物を堪能できるところもある。各櫓を回ってお祭りを堪能するのもまた、八木節まつりのいい楽しみ方なんだろうな。