ブタがいた教室


2008年、日本、前田哲監督

新任教師として6年生の担任になった星先生は、「教室でブタを飼った後に食べる」という教育を思いついた。生徒たちはブタに「Pちゃん」と名付けて、かわいがる。ところが、卒業が近づくにつれて、Pちゃんをどうするか、議論が巻き起こる。食肉工場で加工するか、低学年の希望するクラスに引き継ぐか。
真剣に議論する子供たち。星先生も、最終的な結論を自分にゆだねられることになり、悩みぬく…。
出演している子どもたちが演技とはいえ本気の議論をしており、こちらまで感動してしまった。実話をもとにしているということだが、この授業を受けた子供たちは、その後決して食べ物をムダにしたりすることはないだろうし、命の尊さを実感できたと思う。