夜よ鼠たちのために

 連城三紀彦氏の短編集は男女の仲のいざこざと裏切りと殺人の話が盛りだくさんだった。夫婦が互いを信じずに興信所を使って互いを調べつつ、探偵に裏切り行為をさせた結果、そもそも前提の話が嘘だった、とか、似たもの2人の犯す罪だとか、かなり壮大かつ長期的復讐劇など、読みながら混乱する話も収録。どの話も実際ほ人生で巻き込まれたくないの出来事ばかりだ。

  

夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)

夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)