北ウェールズのAngleseyアングルシー島メナイ・ブリッジMenai Bridgeという場所で、今年から新たなマヌーシュ・ジャズのフェスティバルが始まるようだ。"March Manouche Festival"。3月27日~29日までの開催だ。
marchmanouchefestival
イベント期間中のライブ出演者は8グループほどだが、フランスを中心としたマヌーシュ・ジャズシーンを追っているせいか、出演者に知っている名前は見当たらない。説明によれば、出演者は英国界隈で活躍しているミュージシャンばかりで、ギタリストのレミ・ハリスRemi Harrisやバイオリンのサラ・スミスSarah Smithが有名どころといったところか。
彼らのワークショップはもちろん、マカフェリギターも作るギター職人アレックス・ビショップAlex Bishopによるマカフェリギター制作ワークショップ、というのが行われている。このビショップ氏、航空宇宙工学の学位を取得しながら、新たに大学にて楽器に関する学位を取得して、ギター制作の道に入ったという変わり種だ。2015年1月から、母校のロンドン・メトロポリタン大学ギター制作の授業を受け持っているそうなので、さぞ魅せる講義をしてくれるのだろう。
Alex Bishop Guitars - Gypsy Jazz Guitars
ロバート・スツーカ&ニコラス・デシャトレッツRobert Stuka & Nicolas Deschatrettesによるリズムとポンプのワークショップというのもいい目の付け所だ。マヌーシュ・ジャズの大切な要素だけれども、ワークショップでポンプの部分に焦点だと思う。
ギターが弾けるなら、ローカルパブでのジャムセッションというのも英国ならではか。
イベントの様子がわかる動画が近々観られることを期待しつつ、レミ・ハリスの最新ライブ映像を観ることにしよう…。