"After Utopia" @Singapore Art Museum (SAM)

ふらふらと歩いていたら、現代美術館を発見! ちょっと入ってみることにした。ちょうど、"Utopia"という展示会をしていた。
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その名のとおり、理想的な場所のその後を描いた展覧会というべきか。アジアの作家が展示の中心だったあたり、シンガポールらしいと思った。

フィリピンのKawayan de Guiaというアーティストはミサイルを使ってチャペルをきらきらに飾り付けたり。

あとはタイのKamin Lertchaiprasertというアーティストの"sitting"という作品も良かったな。土偶みたいなテイストの座っている人の蔵が所せましと並んでいる作品だ。六畳間くらいの部屋の周辺が大きな雛壇になっていて、そこにみっちりと。ひとつひとつみていくと全然飽きない。

マレーシアのChris Chong ChanFuiという人の"Block B"というビデオインスタレーション作品は、大きなマンションをずーっと映し出す画面のあちこちで、いろいろな人種の人が住んでいろいろな出来事が起こっている、というもの。いくつか売春宿だかクラブのように使われているマンションの一室の入り口は、怪しいライトがキラキラしていたり、だれかがケンカしていたり…観ていて飽きなかった。
Shannon Lee Castlemanというアーティスト(これはアメリカ人かな)の"Jurong West Street 81"は、同じビデオインスタレーションでも住民が向いのマンションにビデオが備え付けてあると知った上でいろいろな生活が見えてくる。

Jurong West Street 81 edit from shannon Castleman on Vimeo.

Shannon Lee Castleman