遊行の盆10周年+西富囃子

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藤沢市にある遊行寺には、あの時宗一遍上人が祖であり、各地の民俗芸能の起源にもなったといわれる踊り念仏が伝承されている。その文化を活かして10年前に始まった盆踊イベント「遊行の盆」は今年で10周年を迎え、各地の盆踊が招かれて舞台公演を行うなどにぎやかなイベントとなっていた。

私が行った時、遊行寺境内ではちょうど「西富囃子」が行われていた。これは、藤沢市の西富町に伝わるお囃子で、一度途絶えるも復活し、昭和45年に藤沢市の無形民俗文化財となったらしい。編成は、大太鼓1、小太鼓2、すり鉦1、笛1という感じで、これはまさに鎌倉囃子系統の5人囃子だという説明をみた。
昇殿と急囃子というのを演奏していた。本当に「ショウデン」が神田囃子の「昇殿」なのか、また「きゅうばやし」が「急」なのか「旧」なのかもよくわからないのだが。
獅子舞が出たり、ひょっとこやおかめをかぶった人の軽妙な踊りは、まさに一般的な祭り囃子だと思った。

お囃子って聴いていて楽しいけれども難しい。こんな用語集を使ってちょっとずつ理解ができればいいかな。
祭囃子の言葉

子供たちが太鼓や笛の演奏に参加していて、西富囃子が次世代に伝承されるために動いでいるということがよくわかった。

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