このブログでも2年前に紹介した、イタリアのシチリア島ペトラリーア・ソッターナPetralia Sottanaで行われるマヌーシュ・ジャズフェス"Raduno Mediterraneo Jazz Manouche"。今年は、ストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenbergに地元イタリアのギタリスト、サルバトーレ・ルッソSalvatore Russoをメインアーティストに迎え、8月21~23日の3日間開催したそうだ。
Raduno Manouche - Programma
ジャズフェスティバルを地元振興等の目的に開催する自治体はたくさんあるが、「調べてみたらなくなっていた」というフェスティバルもある。ましてやマヌーシュ・ジャズに特化したフェスを継続して開催するのはさぞ難しいことと想像しているだけに、続いていてくれているととてもうれしい。これからも続けていってほしいものだ。
では、今年の様子を少々。
こちらは、サルバトーレ・ルッソSalvatore Russoを含むグループの演奏。スタンダード曲含めてたっぷりと楽しめます。
ちなみにサルバトーレ・ルッソはストーケロが参加して"La Touche Manouche"というアルバムを出している。この関係があったのだから、今回のフェスでも共演しているはずなのだが、残念ながら動画を見つけることはできなかった。
ついでに2014年の映像もいくつかご紹介しよう。こちらはロロ・メイエールLollo Meierの演奏。
こちらは同会場で行われたジャムセッションの音。
アーティストによるワークショップも同時開催されている。ストーケロ・ローゼンバーグから30ユーロで1時間15分の講座を受けられるのは、ギタリストにとってお得なのではないかと思った。マヌーシュ・ジャズのウォッチャーにもプレイヤーにもうれしいフェスティバルだといえそう。
ちなみに本フェスについては、こちらの記事にも記録があります。
asquita.hatenablog.jp