若手マヌーシュ・ジャズギタリスト、Antoine Boyerと共演中。Samuelitoってだれ? 

アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerは、13歳くらいからお父さんであるセバスチャンSebastien Boyerと組んだユニットがエスメラルド・ジャズEsmerald' Jazzなどで活躍するギタリストだ。マヌーシュ・ジャズの世界では、若手ギタリストとして名を馳せていた。いまだ10代後半だと思うが、ここ数年はお父様との活動より、他のギタリストとの活動が目につくようになった。

若さの割に華やかさはないかもしれないが、テクニックは確実だと思う。

そのアントワーヌが最近Samuelitoという人と共演している。こちらも若そうだ。ちょっと気になって調べてみた。
サミュエリートSamuelito、本名はサミュエル・ルスネルSamuel Rouesnel。1993年にフランス、カーンCaenで生まれたギタリストだ。クラシックギターで7歳にしてコンセルヴァトワールに入学するも、その後スペインのフラメンコギターに惹かれるようになり、Ramon Sanchezというギタリストの出会いを通じ、パコ・デ・ルシアpaco de Luciaを通じてモダンフラメンコギターを学んだとか。16歳でライブを行うようになりそこでいろいろなスタイルを学び、現在はパリ在住とのことだ。2012年にはアルビで行われたクラシックギターコンクールで1位かくとく、2013年には同じコンクールのフラメンコギターコンクールでも1位を取ったとか。
そんな2人の最新映像がこちら。

"Zyryab"というこの曲は、パコ・デ・ルシアのものらしい。フラメンコギター系の曲だと思うが、アントワーヌ、決してサミュエリートの陰に隠れることなく、才能を発揮しています。かっこいい。