【Saipan 4 days】サイパンは海だけではない! 島内観光はぜひすべし。

ダイビングと食事に明け暮れるのもいいが、サイパンに行ったら、きちんと解説付の観光ツアーに行くとよい。しかも日本人ガイドの方にお願いしたい。というわけで、以下簡単に振り返ってみる。

★バードアイランド

その名のとおり、石灰岩のおかげで鳥がたくさん棲む小さな無人島だ。チャモロ語でもIsleta Maigo Fahang=鳥が眠る島、と呼ばれているらしい。こちらは対岸から眺めるのみ。海をのぞくと、ウミガメがたくさん泳いでいるのだが、これは教えてもらわないとなかなか気が付かない。

★グロット

人気のダイビングスポットらしい。今回私は外から眺めるのみ、でした。


★砂糖王公園
サイパンに製糖事業を立ち上げた、松江春次さんという人の銅像がたっている公園。奥の方には彩帆(サイパン香取神社がある。ガラパンエリアから徒歩10分程度。

バンザイクリフ
第二次世界大戦末期に、追い詰められた日本人が「天皇陛下、万歳」と叫びながら身を投じた断崖なので「バンザイクリフ」と呼ばれているとか。慰霊碑や供養塔がたくさん並んでいる。

★スーサイドクリフ

こちらは、マッピ山の山頂付近にある展望台で、こちらもバンザイクリフ同様多くの人が追いつめられて身を投じた。当時はアメリカ軍に捕まるとひどい扱いを受けるというウワサが蔓延し、だれも説得に応じなかったとか。そのため、クリフの下には子供も含むあらゆる人の遺体が転がっていたという…。慰霊碑等は、オフィシャルなものだけでなく、手作り感あふれるものも多くあり、色々と考えさせられる場所だ。

★ラストコマンドポスト

最後の司令塔。公園には大砲やら戦車、運搬用トロッコ等が置かれているが、戦車のこじんまりして鉄板の薄いこと…苦しい戦いだったことが予想される。こんなところに防御地点をよく作ったな、うまくカモフラージュされていると感心するが、砲撃のあとなど激戦だったことがうかがえる。
日本政府の慰霊碑の他、沖縄の慰霊碑、そして韓国人の慰霊碑も建てられており、事の複雑さをうかがわせる。

どちらかといえば楽しい類の観光地ではないので、写真を撮ったりする気持ちにあまりならない。穏やかな気持ちで祈りをささげるような観光になった。昨今中国や韓国からの観光客が飛躍的に増加するなか、現地の日本人ガイドからでないときけない話がたくさんある。ぜひサイパンは日本人ガイドにお願いをして観光をすべき場所だと思った。