パリの名門ジャズクラブ、Duc des Lombards でライブをするNoé Reine

ノエ・レーヌ。1999年生まれ、今や17歳くらいになっているだろう、フランス、グルノーブル出身のマヌーシュ・ギタリストだ。10代前半からその実力を買われて、大物ミュージシャンとの共演歴も多数あった。その彼が、レミ・オスワルドRémi Oswald(guitare rythmique)、ジェレミー・アランジェJérémie Arranger(cb)、それにコステル・ニテスクCostel Nitescu(V)やロッキー・グリセットRocky Gressetらとともにクラウド・ファンディングで資金集めをし、ファーストアルバムを完成させたという話はこちらに紹介した。
asquita.hatenablog.jp

その彼が、どうやらパリの名門ジャズクラブであるデュック・デ・ロンバールDuc des Lombardsで4月にライブを行ったらしい。このライブハウス、マヌーシュ・ジャズに限らず様々なジャズライブを行っている場所で、ここでのライブをアルバムにしてリリースしたアーティストも多く存在するような場所だ。ここに自身のグループで出演するとは、まさに次世代のマヌーシュ・ジャズ界を担う若手ギタリストにふさわしい栄誉だろう。
Noé Reine Quartet - feat. Costel Nitescu - DUC DES LOMBARDS > CLUB DE JAZZ, CAFE & RESTAURANT - LA MAISON DU JAZZ

こちらのライブは、バイオリンにはアルバムにも参加していたCostel Nitescu、そしてコントラバスにJeremie Arrangerも参加したようだ。リズムギターには、初めて名前をきくジュリアン・カティオーJulien Cattiauxという人が出演している。

コステルの存在感がまぶしいステージではあるが、ノエ自身もちゃんとバンドメンバー紹介をするなど、風貌は若くてもリーダーとしての風格は十分。さらなる活躍を期待していきたい。