伊豆急下田までは、踊り子号に乗って…。伊豆大島はじめ、伊豆七島がみえてきてテンションがあがる。
ペリーロードをてくてく。かわいいカフェやら小道具屋さんやら立ち並んでおり、歩いているだけで楽しい場所だ。
突き当たりにある、「旧澤村邸」の無料開放へ。懐かしいインテリアと、「なまこ壁」の民家を楽しむ。ついでに裏庭でじゃれあうネコもからかう。
ちなみにこの近くにある、お祭り洋品店屋「下田日待」というお店は電話しないとあけてくれない仕様らしく、ちょっと入っていく勇気がなかったです。
そして港には春の気配がちらほら。
港に面したところにあったトンカツ屋で、限定品らしい「キンメダイコロッケ」をテイクアウト。
その後、伊豆急下田駅に一度戻って「一品香」という中華料理屋にて塩ラーメンを堪能した。アオサノリがたっぷり入った、海の町に似合うラーメン。
次に向かったのは、寝姿山に登るケーブルカー乗り場。かつて黒船来航時にその見晴らしの良さから監視場所にもなっていたとか。ここには市街よりもさらに春にあふれていて、寒桜が咲いていたり、その他地元の方々がきちんと手入れしているハーブや花がすくすくと育っていた。
メジロも寒桜の周りを飛び回っていた。
ハッサクやニューサマーオレンジが惜しげもなく実をつけている。3月くらいが食べごろらしいが、人間が食べる頃には鳥たちが全部ついばんで持っていってしまうそう。
ここの池にいる鯉は、尾ひれがひらひらしていて、金魚がそのまま大きくなったような華やかさだった。池にお金を入れることは禁じているのに、外国の観光客の方がどんどんコインを投げ入れてしまうとかで、管理担当の方が一生懸命コインを池からすくい出していた。
裏は山が連なっている。事実上の東京急行電鉄の創業者だという、五島慶太の碑がいい場所に建ててある。ここから眺める下田の街はさぞ良い眺めなんだろうね。
下田を満喫したのは久々だったが、人気観光地としてますます発展していた。一番感心したのは、普通のマップはもちろんのことだが、ツーリストのニーズにあった散策を提案する観光リーフレットが20種類くらい用意されていたことだろうか。今度は、8月13~15日に開催される「下田太鼓まつり(下田八幡神社例大祭)」を狙って下田を訪れてみたいものだ。