マヌーシュ・ジャズ・グループLes Fils Canoucheがテレビ番組で生演奏を披露

2005年にフランスで結成されたマヌーシュ・ジャズ・カルテットのLes Fils Canouche(レ・フィス・カヌーシュ)。こちらのブログでは、たまたまニュースか何かで見つけて、演奏というよりはメンバーの発言に興味を持ち、活動を続けてほしいなと願っていた。
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あれから7年近くが経過するなか、今年に入ってこんな映像を見つけた。マヌーシュ・ジャズに新風をふかせるフランスのアーティストとして、TV5 MondeでLes Fils Canoucheが"Croma Quedam"を演奏しているではないか。その曲が収録されているニューアルバム、"La fasciculation"も紹介されている。

マチュー・クルンMatthieu Quelenとシャヴィエル・マルゴーニュXavier Margogneは、ブルターニュ地域圏に隣接するフランス北西部、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏のラヴァルLavals出身。この二人が中心となって結成した4人組バンドは、2007年以降すでに3枚のアルバムをリリースしており、2017年の作品で4枚目となる。結成してからメンバーは何度か入れ替わっており、現在のメンバーは、ギターのシャヴィエルの他、クラリネットのサミュエル・テゼSamuel Thézé、アコーディオンのマキシム・ペランMaxime Perrin、そしてコントラバスのステファン・コジック Stéphane Cozicの4名となっている。マチューはグループを脱退してしまったのだろうか。でも、このグループがジャンゴ・ラインハルトの音楽を自分たちなりに解釈し追及していこうとする姿勢は素晴らしい。
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