石川2018パート2_能登半島は「まれ」で押す! 

能登半島をドライブすることになった。「のと里山街道」を下って、まずは輪島の朝市へ。干物と輪島塗をはじめとした伝統工芸が交差する不思議な朝市だった。


お店が並ぶ道の一番奥には、重蔵神社の産屋が。柱の周りをまわってお祈りすると演技がいいという話だったが…どうなんだろう。神社の前にあるのとキリシマツツジの美しさが印象に残った。この赤さはなんだか独特の色合いだ。


お昼ご飯は「まつおか」という町のはずれにあるお寿司屋さんらしきお店へ。海鮮どんぶりがおいしかった。



塩サイダーを飲んでいると「塩田」を勧められたので、いくつかある塩田のうちのひとつを訪れた。揚げ浜式製塩という能登独特の手法らしい。塩アイスだとかソフトクリームに色々な味の塩をかけて楽しむなどの、塩にまつわる食べ物が充実していた。塩田は眺めはいいけれど、日当たりがよくないと塩はできないわけだし、大変な仕事だよな…。



白米千枚田も訪問。ゴールデンウィークのため駐車場に車がおさまらないくらい混雑はしていたが、一見の価値あり、だ。実はもう少し緑が増える5月後半あたりがベストともきいた。

有名人が出資した畑もちらほら。

帰りは、岩関連の名所を巡って帰った。能登金剛、と呼ばれる海岸は、岩に関する名所が多いのだ。なかでも「ゼロの焦点」で主人公が身を投げた断崖「ヤセの断崖」は、そのあまりにも切り立った感じに身の毛がよだつ。実際に亡くなった方も多いだろうな。


義経の舟かくし。まあ確かに…隠れるよね。



大きな岩の真ん中に穴があいた巌門。このあたりからみた夕陽は本当に最高だった。

岩以外の観光地としては、世界一長いベンチ…なぜここにこんなものが?という感じだが、磯で波を見つめてぼーっとしたり、風力発電を眺めたり、夕日が沈むのをみつめるのにうってつけのスポットだった。


ところで、NHK朝どら「まれ」は能登を舞台にしていたことを覚えているだろうか。3年くらい前? このドラマは、主人公がパティシエ目指して頑張るぞ!みたいな話だったかと思うが、能登半島は、あちらこちらで「まれ」をいまだにプロモーション材料にしている。きっと朝ドラの地域振興への影響は大きいに違いない。
これは、のと里山街道できける音。路上に刻んである模様が車のタイヤと摩擦をおこすと、まれの主題歌「希空」の音が聞こえてくるというしかけだ。これはすごい。

能登は楽しいぞー。今度は半島を逆から辿るのも、またいいかもね。