アメリカのギタリスト、フランク・ヴィニョーラFrank Vignolaは、トップミュージシャンからも共演を望まれるほどの実力派だ。オフィシャルサイトをみると、共演者としてリンゴ・スターRingo Starr、マドンナMadonna、ドナルド・フェイゲンDonald Fagen、ウィントン・マルサリスWynton Marsalis,、トミー・エマニュエルTommy Emmanuel…と数々の大物の名前が連なる。この実力を持って、Frank Vignolaはマヌーシュ・ジャズの大物ミュージシャンとも多く共演を果たしていることはよく知られているだろう。
ところがFrankは、ちょうど3年前、2017年の3月に裏庭でATVに乗って遊んでいた際に事故を起こし、木にぶつかって全身を複雑骨折してしまったという。なんでもヘルメットが真っ二つに割れたり、その後も痛みに耐えるべくモルヒネを使っていたというから、いかに衝撃が大きかったかの想像がつく。そういえば私がこちらの映像を観た時には、まだギターが弾ける状態ではないように見受けられた。
asquita.hatenablog.jp
でもリハビリを経てどうやら2019年からは、ライブにも復帰したという記事を発見した。
www.dailyrecord.com
そして、最近イギリスのギタリスト、マーティン・テイラーMartin Taylorと共演している映像も見つけたのだった。二人でKNKXという、米ワシントン州の公共ラジオ放送に出演したようだ。
事故に逢ったことなど感じさせない素晴らしい演奏。これからも、他のジャンルはもちろん、マヌーシュ・ジャズの世界でもたくさんの素晴らしい演奏を聴かせてほしい。