え、まさかのあの人。フランスの教会で行われたマヌーシュ・ジャズライブが素敵な件

フランス、ロメルファンRomelfing は、ドイツ国境に程近いアルザスモーゼル県にある街らしいが、あまり観光客がくるような場所でもないと思われる。
f:id:asquita:20210207132851p:plain

街中のどこかの教会で行われた、何気ないマヌーシュ・ジャズのライブ映像を、ロメルファン市役所が公開していた。ギター好き信者による発表会みたいなものかな...と思って聞き流していたが、これがすこぶる上手で驚いてしまった。誰なんだ。

字幕をみると「HENRY, Loïc, Pere de Marley」と書かれている。たぶん、このMCの人のことだろう、Loïc は。Loïc Henryという名前で調べてみると、サンドロ・ロリエールSandro Lorier と共演歴のあることがわかった。経歴は見つけられなかったが、歌手なのだろうか。今回は歌だけでなくMCを担当しているようだ。そして、ギタリストであり歌も歌える、Loïcの弟と紹介された人物が途中からライブに登場してくるが、名前は聞き取れなかった。

ライブではジャンゴのスタンダードを中心に5曲くらいを披露しているのだが、問題は、この中心で終始演奏している人物なのだ。冒頭さらっと名前を呼ばれただけで、字幕にも概要にも書かれていないが、どうやらこれはあのマヨ・ユベールMayo Hubertではないか。ドラド・シュミットDorado SchmittやTchavoloのリズムギターとしても何度か来日したあの方だ。彼の左隣にいるのはその息子さんらしい。道理で一味違う演奏なわけだ...。

演奏曲はちゃんと字幕になっているのだから、演奏者の名前も字幕で紹介してあげると、世界中のファンがアクセスしやすくなるのに...と思いつつ、ひっそりと楽しんでしまおう。マヨさん、日本でも観ている人がいますよー。