矢野顕子を聴くとなぜか涙が出るのはなぜか。「愛を告げる小鳥」

昨日、ピラティスのレッスンにて先生がBGMにインストゥルメンタルのヒット曲集を流していた。BGMを聞き流せない性分なので、どうも集中力の半分くらいが流れている音楽に向かってしまう。The BanglesとかSwing Out Sisterのヒット曲なんかも入っていて「80 年代洋楽がテーマなのかな?」と思っていたところに、矢野顕子氏の「ひとつだけ」が入ってきた。うわぁぁぁ。インストでよかった。原曲だったら涙ぐんでしまう。危なかった。
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私はなぜか、矢野顕子氏の声とサウンドを聴くと涙が出てきてしまう。「ひとつだけ」に関しては、メロディとそれにのっている歌詞が好きなんだよな、きっと。とくに「離れているときでも わたしのこと わすれないでいてほしいの ねぇお願い」ってあたりが好きだ。気持ちが強すぎて、でも、ぱーっと素直に開けていていいなぁと思って、泣けちゃう。私はこんな照れくさいこと、絶対に好きな人には言えないけれども、気持ちだけは一緒だからかな。歌い方とか澄んだ歌声もまた好きなのかもしれない。

そういえば、「David」とかでも涙出てきたことがあるな...と矢野顕子サウンドを検索していたら、こんな曲を見つけた。「愛を告げる小鳥」。元々ライブでは歌われていたようだが、2020 年9月、コロナ禍においてニューヨークの矢野氏と日本のミュージシャンたちでリモート録音した、とのこと。アルバム「音楽はおくりもの」に収録されているとか。あ、どうしよう。この曲を聴いた私は、またもや号泣してしまったのだ。糸井重里氏の詩が矢野顕子氏の声と合っていてこれまた琴線を刺激してくる。矢野氏の歌っている満面の笑顔とかわいらしい踊りは確実に幸せを運んでくるのに、なんで泣けちゃうんだ! この曲も、素直な気持ちが解き放たれた感じに共感しているのだろうか。
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この映像でギターを担当されている佐橋佳幸氏を見て、思い出した。映画「音響ハウス」鑑賞から一年あまり。佐橋氏も参加している、Hana with 銀音堂の「Melody-Go-Round」という曲が大好きになってしまい、あの映画でも歌を聴きながらちょっと涙ぐんでしまったんだった。今このPV映像をみてもやっぱり涙してしまう自分がいる。歌で涙が出るその理由は、声? メロディ? それとも歌詞なのか...。
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