[金沢食い倒れ旅 2022]茶屋街とその周辺ぶらぶら


食い倒れ以外の時間に散歩した場所のメモ。たくさん食べるために、とにかくあちこちよく歩いた。今回はバスを一切使わなかったな。

にし茶屋街
ここは、ひがしに比べると少しこじんまりしていて好きだ。ここでは、「金沢市西茶屋資料館」にて、「地上」という作品で有名になるも多くのスキャンダルを起こし精神を病んで亡くなった島田清次郎という作家のことを学ぶ。だいぶドラマチックな人生で、それだけで映画になりそう。その後、室生犀星の生誕地跡に建てられた「室生犀星記念館」で室生犀星の生い立ちにふれた。室生犀星ってそもそも妾の子か何かで、生まれて間も無く住職さんにもらわれていったとか。室生犀星の「犀」は、近くを流れる犀川の「犀」なのね。詩人の印象があるが、小説も書いたりしており、「杏つ子」という作品は映画化までされたことを知った。ちょうど「やわやわと20年〜マニアック犀星への招待」という企画展をやっていたのだが、実は室生犀星記念館のグッズがすごくセンスがいいことに気がついた。そして、犀星は動物大好きだったそうなのだが、なかでも猫、囲炉裏にもたれかかってのんびりしている「ジイノ」という猫がかわいくて、すっかりファンになってしまった。よくこの隅っこにいる猫に目をつけたなぁ。

本当は谷口吉郎、吉生記念館をみたかったのだが、残念ながら月曜休館だった。

ひがし茶屋街

ここと、浅野川を挟んだ向かい側にある主計(かずえ)町茶屋街が、重要伝統的建造物保存地区になっているとか。にしと同じ1820年からお茶屋街になったエリアで、こちらの方が規模が大きく感じる。今回は、新しくできた「金澤浅の川園遊会館」という、芸妓文化を学べるであろう会館に入ってみた。以下のビデオのロングバージョンを鑑賞。お客様はやはり男性中心なのだろうか。


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街の変化などがわかったのはよかったけれども、実際に楽器体験とかお座敷遊びの体験もしてみたかったな。まだできたばかりの施設のようだが、今後は「ここにくると実際に芸妓の方と会話ができる」「鳴り物体験」「お座敷体験」などが予約しなくても常にできたり、生で舞台がみられたりするような場所になってくれると嬉しいな。

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ひがしの街角にあった門松、素敵でした。