[小浜島 5 days 2022]小浜島のリゾートホテル「はいむるぶし」の楽しみ方 #1

「はいむるぶし」...沖縄の言葉で「南十字星」を意味するらしい名前がついた、小浜島のこのリゾートに5日間仕事をしながら滞在した。すぐ外に街があるわけでもない、滞在型リゾートといえるこのホテルの楽しみ方を書いておこうと思う。ちなみに、訪問したのは12月末のことだったので、残念ながらビーチを楽しむ気候ではなく、ちょっと雨が降ったりもして少し涼しく感じるような気候だった。それでも十分楽しいよ、という話です。

1. 朝ご飯はバイキングで十分楽しい。でも一度は「発酵食朝ご飯」を試したい
最近のホテルは豪華な朝食バイキングを準備しているパターンが多いと思うが、こちらのホテルも例外ではない。きちんと地元食材を使った和洋食が楽しめる。ただ、滞在期間に一度は発酵食朝ご飯を試すといい。好き嫌いは分かれるとは思うが、優雅な気持ちになる。ちょっと量が足りないと思ったら、普通の朝食バイキングも併用できるところがいい。

2.レンタサイクル、レンタルスクーターなどで街に出てみる
ホテルの敷地も相当広いので、ゴルフカートを活用していらっしゃる方も多かったが、私はなるべく歩いて過ごすことを心掛けた。ただ、外の一番近い集落に行くには、だいたい徒歩30分近くかかったので、ホテル内でレンタサイクル、しかもできれば電動機付き自転車を借りるのがおすすめ。ちなみに人に勧めておいてなんだけれども、私は11時半くらいに自転車を借りに行ったら、すでに電動機付きもスクーターも出払ってしまっており、やむを得ず普通のマウンテンバイクで遊びに出た。途中、たとえば大岳(うふだき、標高99m)に登る時などは、駐輪場まで自転車をひいていったりもしたけれども、島全体がものすごく山がちというわけでもないのでまあ問題ないと思った。ホテルのレンタサイクルもきちんとメンテナンスされているので、十分にパフォーマンスを発揮してくれる。

こちら、大岳の写真。

こんな、謎の銅像もありました。マンタかな?

3.歩いて街に出るのもよい
天気が悪くなければ、歩いて街に出るのもよい。街というか近所の集落? サトウキビ畑を抜けてしばらく歩くと、20分ちょっとで公民館やら売店などがある集落に行くことができる。


私が行った時は、ちょうど公民館の中であるお祝い事が開催されており、そのリハーサルを「小浜構造改善センター」というところで若い人たちが集まってやっているのに遭遇した。太鼓とかを叩きながら隊列を作っている。
「いやぁ、私にも参加させてくださいよ」なんてずうずうしく行きたいところだが、私にはそれができず、窓から覗き込むのみ。とくに豊年祭の時には集落への厳しい入場制限もあるようなので、気を付けるのが良さそうだ。
www.haimurubushi.co.jp

4. ちゅらさんのロケ地に行ってみる。(ただし、民俗博物館は閉館ですって、残念)
街中にいくと、「ちゅらさんのロケ地」というところがある。私も知らなかったのだが、これはきっと行く価値があるだろう。ゴーヤマンだったか、ちゅらさんに出てきたキャラが壁画になっていたりするので、集落を散歩すると面白いかもしれない。
なお、ロケ地の近くに「民俗博物館」があって楽しみにしていたのだが、開館する気配がないし、電話で問い合わせても誰も出てこない。ホテルで聞いてみたところ、管理人がコロナで島を出てしまい、後継者がいないから当分は閉館とのこと。残念なことです。

5. 笛工房をみにいく
小浜島には竹笛づくりのおじいがいることを知っていて、その場所を観光案内所で習ったものの、あまりにも普通の家で看板もなく、ピンポンをおしてアクセスする勇気がなかった。笛を吹く人としては、売り物の笛をひょいと買うのではなく、試し吹きをして選びたいと思ったのだが、まあどうしても厳しいよね...とくにコロナだと。もしチャンスがあれば、次回はちゃんと観光案内所で場所をきいて、アポを取ってから行きたいと思った次第。

5.ホテル敷地内の昆虫博物館へGo「名和昆虫博物館 はいむるぶし分室」
客室の一角が、日本最古の昆虫博物館の分室になっている。六畳くらいかな、そんなに広くはないのだが、珍しい昆虫の標本がびっしり! 昆虫に関するクイズなんかも用意されているので、意外にあきずにみることができた。蝶々の類は圧巻!

6. 連泊の裏技。タオルと掃除をお断りすれば1泊につき4,000円のディスカウント
連泊する際、タオルと掃除不要と言えば、割引があるので、これでホテル内のアクティビティを楽しむのがいい。私は仕事しながらの滞在だったこともあり、ヨガなどのアクティビティはできなかったものも、割引があるとなるとできるだけ館内施設を使い倒そう、という気になるよね。

7. 館内飲食をとことん楽しむ
本館のランチ、夕食、本館カフェ、そして徒歩15分くらいとちょっと離れたところにある海カフェ。これらはすべて活用した。あぐー豚のしゃぶしゃぶセットはたれを好きにカスタマイズできて、満足度が高かった。海カフェはピザとフィッシュ&チップスをテイクアウトして室内にていただいた。ホテルの部屋は広めなので、ワインなんかを持ち込んでご飯をするのもおすすめだ。私は自分が好きなボトルワインを1本持ち込み、テイクアウトした食べ物に合わせてみた。

個人的な食べ物のヒットは、黒糖系スイーツ。とくに黒糖のソフトクリームは上品な甘さとサイズ感が最高だった。

8.とにかくぼーっとする、リラックス!
館内には、みはらしのいいところに居心地のいい椅子が置いてある場所が多いので、風にあたりながら読書したりぼーっとするのに最高だ。余裕がある時は海カフェのあたりはサンセットビーチまでお散歩するのが良い。宿泊した部屋は、外にベンチが置いてあったので、天気が許せばここで読書なんかも楽しむことができた。極楽、極楽。何もしないって最高のぜいたくだな。

9. つちだきくおさんの島唄ライブ
ロビーでは毎日2回、つちだきくおさんというミュージシャンのコンサートが行われている。九州から移住して30年以上、島の合唱団KBG84(小浜島ばあちゃん合唱団)のプロデューサーとしてもご活躍するつちださんが、トークを交えながら島唄やオリジナル曲を聞かせてくれる。島の合唱団の話はこの方のトークではじめて知った。公演機会もあって、歌だけでなく踊りを踊ったりもするそうだ。
youtu.be

10.サンセット広場に本気で夕日をみにいく...のに失敗したら、ビーチテラスで朝日をみる
敷地内にあるサンセットビーチに夕日をみにいこうとしたのだが、滞在期間中は雲が厚くてご覧のとおり...ブランコに乗りながらダラダラ過ごすだけで終わってしまった。

夕日がだめなら日の出はどうだ! ということで、ビーチテラスへ行ってみると、見事に朝日だけは見えた!! その後太陽は雲に隠れてしまったけれども。というわけで滞在期間は諦めずに日の出か日の入り、どちらかが抑えられると最高だ。