ジャンゴ・ラインハルト好き必見のフェス、ハンガリーのDjango Feszt Budapest


ハンガリーブダペストで最近始まったジャンゴ・フェスのことを知った。昨年8月に開催された第二回のイベントには700名が集まったそう。 フェスを主催するのは、ダヴィド・カダールDávid "Cooper" Kádárというポーランド人ギタリストで、自身もリーダーとして Valami Swingというマヌーシュ・ジャズバンドで8年以上活動しているそう。とにかくジャンゴ・ラインハルトが好きとのことで、 Valami SwingとしてSamois-sur-Seineのジャンゴフェスにも出演したことがあるらしい。

ハンガリーにも優れたマヌーシュ・ジャズミュージシャンは多くいると思うが、あのロビー・ラカトシュRoby Lakatos が出演するだけで、もう十分だろう。ラカトシュとともに今回登場している「Még egy Kört! Gypsy Jazz Band」というグループは、ラカトシュが作ったグループで、娘のミリアムMyriam Lakatosがボーカルとして参加しているらしい。"Parole parole"を歌っているこの方がたぶんミリアムだろうか。
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Les Feuilles Mortes(枯葉)がちょっとマヌーシュ・ジャズぽいアレンジでいい感じ。
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ラカトシュのヴァイオリンソロが映える"Troublant Bolero"が好きだ、と思った。隣でヴァイオリンを弾く若いプレイヤーは、たぶんフランス出身のレオ・ウルマンLeó Ullmannで、クラリネットが István Babindák、ギターがGábor Ladányiだろう。
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ラカトシュの出演とともに、マヌーシュ・ジャズ好きのテンションをあげるには、やはりオロール・ヴォワルケ・トリオAurore Voilqué Trio(リズムギターMathie Chatelain、ベースClaudius Dupont)とアンジェロ・ドゥバールAngelo Debarreのバンドでしょう。5本も動画が見られただけで、大満足である。

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すでにAngelo とAurore Voilqueの演奏で満腹なところに、Angelo Debarre, Roby Lakatos, Aurore Voilquéの共演まで見られたら、もう言うことなし。会場で見たら間違いなく鳥肌がたっただろうなぁ。
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で、さらに街中の、さらに身近にスーパープレイが見られた可能性もあった。
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イベント会場は、Kobuci Kertというところで、郊外列車であるHEVのSzentlélek tér駅のすぐ近くにあり、アクセスも悪くなさそうだ。しかも開催時期は8月で休みも取りやすい。これは...いつか行ってみたいフェス候補にカウントしておいても良さそうだ。残念ながら使われている言葉はポーランド語のみではあるがフェスティバル全般の雰囲気は、こちらの動画で味わうことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=78BMrTDm31M