選曲が最高!  Adrien Moignard & Diego Imbertのデュオアルバム"Django's Song"


マヌーシュ・ジャズをかじる人なら必ず聞いたことのあるギタリストのアドリアン・モワニャールAdrien Moignardとディエゴ・アンベールDiego Imbert。アドリアンは、自分のトリオでも活躍しているし、Selmer 607のメンバーとして知っている人もいれば、シリル・エメCyrille Aimeeとのデュオで来日していたので、それで知っている人もいるだろう。ディエゴは、ジャズの世界でも活躍していることに加え、有名なマヌーシュ系ミュージシャンのベーシストとしても大人気だが、なんといってもあのビレリ・ラグレーンBireli Lagreneが必ずタグを組む相手なのでやはり一目おかれてる存在だと思う。この二人は、もともとディディエ・ロックウッドDidier Lockwoodのトリオで知り合ったそうだが、ディディエ亡き後もこうして意気投合してジャンゴのトリビュートアルバムを出すとは、ディディエも天国で目を細めてみているんではないだろうか。

Label Ouestからティザー映像が2本公開されているので、ぜひご覧いただきたい。
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二人のインタビューはこちら。
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アドリアンもこのインタビューで語っているが、リズムギターがないマヌーシュ・ジャズのアレンジはとても新鮮だが、意外と物足りなさを感じないのは、この二人の技量だろうか。ディエゴが語るところの、インプロビゼーションがきちんと成立している結果なのか、素晴らしい。加えて思ったのが、アルバムに収録された12曲がすべていい! デュオで最高のパフォーマンスが出せる名曲を選び抜いた感じすらある。大好きだけれどもベストに入ってくるとは限らない「Diminishing」や「Anouman」、「Troublant Bolero」という曲が含まれているだけで気分が上がるなぁ。こちらから試聴可能です。
Bayard Musique - Django’s Songs, D. Imbert & A. Moignard